同朋大学、音楽療法の研究発表
同朋大学の社会福祉学部で、川乗賀也准教授が共有した音楽療法の研究に関する発表が、3月1日(土)と2日(日)に開催された第23回近畿学術大会で行われました。この大会は、一般社団法人日本音楽療法学会近畿支部によって主催され、多くの専門家が集結し、音楽療法の最新の研究や実践例が共有されました。
研究内容として、川乗准教授は「音楽療法の効果測定の検討~アミラーゼ活性を指標として~」というテーマで発表を行いました。この研究の目的は、音楽療法がもたらす心の癒しとその効果を、アミラーゼという生理的指標を用いて測定し、より科学的な裏付けを持つことです。音楽が心に与える影響を定量的に把握することは、心理療法の分野においても重要なテーマとなっています。
川乗賀也准教授は、メンタルヘルスの分野にも多くの研究を行っており、特に社会的ひきこもりや自殺予防に関する取り組みも進めています。これに関連して、SNSを利用した相談手段の有効性についても研究が続けられています。彼は、精神保健福祉士の資格取得を目指す学生向けの講義を中心に、多くの実践的な知識を学生に提供しており、福祉の専門家としての育成に努めています。
社会福祉学科社会福祉専攻の学び
同朋大学では、少子化や格差問題が深刻化する現代に対し、福祉の専門知識や技術だけでなく、人々の気持ちに寄り添う「人間力」の重要性が強調されています。社会福祉専攻の各コースでは、学生たちが現場での実習やフィールドワークを通じて実践力を養い、社会福祉を取り巻く様々な問題と向き合う力を身につけています。理想的な社会を構築するための担い手としての役割を果たすことが目指されています。
さらに、2025年度のオープンキャンパスが4月26日(土)に開催される予定で、同朋大学の魅力を受験生に直接伝える機会が用意されています。オープンキャンパスは、大学の教育内容や環境を実際に体験できる貴重なイベントです。興味のある方は、公式サイトから詳細を確認することが可能です。
同朋大学について
同朋大学は名古屋市中村区に所在し、社会福祉学部社会福祉学科、文学部、さらに大学院の人間学研究科を有しています。学長の福田琢の指導のもと、学問と実践を兼ね備えた教育が行われ、学生たちは将来の福祉分野での活躍を目指しています。
公式ウェブサイトには、学部の詳細な情報や学びの特色が掲載されているので、興味がある方はぜひ訪れてみてください。
URL: 同朋大学公式サイト
オープンキャンパス詳細: オープンキャンパス情報