誰ひとり取り残さないを実現する挑戦
京都大学コミュニケーションデザインとDE&Iコンソーシアムは、4月1日を「夢を発信する日」とし、"誰ひとり取り残さない"というSDGsの理念を単なる表現にせず、実際の行動に移すことを目指しています。このプレスリリースでは、彼らの目指す未来像と、今後の具体的な取り組みについて詳細に説明いたします。
建前に終わらせない思想
「誰ひとり取り残さない」という言葉は多くの場面で耳にしますが、実際にはその実現にはさまざまな課題があります。京都大学のコンソーシアムは、これを建前ではなく、実際にどのように社会に根づかせるかを真剣に考え、活動しています。そのために必要なことは、大学、企業、NPO、個人が集まり、具体的な課題解決に向けた試行錯誤を続けることです。
ここで重視されるのが、言葉によるコミュニケーションデザインです。対話を通じて多様な人々が関わり合い、集合知を形成する場を作ることで、理想的な社会の実現に向けた具体的なステップを踏むことができます。特に、SDGsの理念が多くの現場で実現されたとき、社会は大きく変わるでしょう。
目指す未来像
私たちの目指す未来では、さまざまな背景を持つ人が互いの違いを認め合い、共生する社会です。現代社会では、「当事者」と「非当事者」を分ける傾向がありますが、この分断を乗り越えるためには、各個人の経験や背景を尊重し、一人ひとりがその社会の一部であるという認識を持つことが重要です。
共生のためには、個々の違いを前提としつつ、互いに関わり合うことで新しい関係性を育む必要があります。これこそが、単に「個」として存在するのではなく、「個の集合体」として社会が形づくられる基盤となります。
理想の実現に向けた3つの取り組み
1. DE&I人材の育成
京都大学コンソーシアムでは、社会の変革を担う DE&I人材の育成を強力に推進しています。困難や不正義を目の前にしたとき、見過ごすのではなく、自ら行動する“アクティブ・バイスタンダー”としての職務を果たす人材を育てています。また、リーダーやデザイナーといった専門性のある人材も育成しており、各地域で自立した活動を通じてDE&Iの実践を広めることを目指しています。
2. 集合知の生成
多様な業種やセクターの人たちが集まり、それぞれの経験や知識を活かして新たな価値を創造する「集合知」の育成も重要です。対話の場を通じて、成功事例や課題を共有し、共創が生まれる環境を整えています。毎年のシンポジウムなどはその一環で、多様な人々の交流によって新たな知恵が生まれ続けています。
3. 調査研究・個別相談対応
DE&Iの推進には、各組織の特性に応じたサポートが不可欠です。特別会員に座席を提供し、常に伴走者として関わることで、具体的な施策の立案、実施、効果検証を行っています。これにより、現場に即した実践が生まれ、この経験が社会に還元されていくのです。
今後の活動と展望
2026年10月から東京で連続講座が開始され、関西でも同年の秋に新たなプログラムが展開される予定です。教育の場では、知識だけでなくアートとサイエンスの両面から新しい視点を提供し、幅広い参加者と共に学ぶことで、実践的な能力を養います。
また、2026年6月には京都大学でシンポジウムが開催され、さまざまな立場の参加者が一堂に会し、実践知を持ち寄る機会を設けています。このイベントに参加することで、さらなる知識の交流が促進されることが期待されます。
コンソーシアムの活動は、まだ道半ばです。しかし、この挑戦に賛同し、共に歩もうとする方々の存在が、未来の社会を形づくる要素となるでしょう。
我々は、この道をともに歩む参加者を歓迎し、さらなる協力を求めております。今後の活動に興味がある方は、ぜひ登録フォームからお知らせください。