ビアードパパが自動発注「HANZO」を導入
シュークリーム専門店「ビアードパパ」を運営する株式会社DAY TO LIFEが、自動発注システム「HANZO」の導入を発表しました。このシステムは、業務の効率化や食材ロスの削減を狙ったもので、2024年7月からは直営店26店舗での先行利用がスタートします。さらに、同年10月には129店舗全店への拡大を予定しています。
発注業務の課題
ビアードパパでは、日々の発注業務が店内のスタッフに依存している状況がありました。特に店長が不在の場合、必要な発注量を適切に判断することが困難でした。これは、売上や販売個数の計算を行う技能を持つ人材が限られていたことが要因です。こうした課題を解決するために、「HANZO 自動発注」が導入されることになりました。
このシステムにより、たとえ店長が不在でも、他のスタッフが簡単に発注できるようになります。発注にかかる計算はAIが行うため、担当者の負担が軽減され、業務がスムーズに行えるようになるのです。また、AIが発注を行うことで、ミスの発生率も劇的に下がることが期待されています。
季節限定メニューの最適化
ビアードパパでは、季節限定や数量限定メニューの発注も行っていますが、これらの発注量は非常に難易度が高く、売上見込みをもとに一括で発注する必要があります。このため、品切れや余剰在庫が生じやすく、食材ロスのリスクが増加します。そこで、AIによる日々の販売データ分析が重要な役割を果たします。
「HANZO」は、各店舗の販売状況をリアルタイムで分析し、適正な発注量を自動で算出します。これにより、必要な分だけを確実に発注することができ、食材の無駄を大幅に削減できる見込みです。AIの導入により、これまでのような経験則に依存しない発注が実現します。
システムの詳細とビアードパパのこだわり
システムは、天候や最近の注文傾向も考慮に入れた売上予測を行います。この自動発注の導入によって、発注作業の時間短縮が図られるほか、発注ミスや食材不足、過剰在庫を防止し、心理的な負担を軽減します。最終的には、全ての店舗で効率的にシュークリームを提供し続け、顧客に最高の「できたて」を届けることが目指されています。
ビアードパパは「いつも できたて 作りたて」というキャッチフレーズのもと、毎日手作りのシュークリームを提供しています。素材や製法にこだわり、どこにでもない美味しさを追求しています。顧客に心からの「美味しさの幸せ」を届けるために、ビアードパパはこれからも進化を続けます。
企業情報
所在地:大阪市北区西天満3-13-20 ASビル 2F
代表者:杉内健吉
設立:1997年12月
公式サイト
所在地:東京都港区芝5-3-2 +SHIFT MITA3F
代表者:佐崎傑
設立:2018年7月
公式サイト