秋田から届ける新たな美味しさの形、サービス「Fruitreat」
矢野智美さんは、東京で生まれ育った生粋の東京都民です。しかし、彼女の人生はあるきっかけで大きく変わりました。それは、秋田県の羽後町に住む祖母が送ってくれた美味しい果物が、彼女の心を秋田へと引き寄せたからです。彼女は移住を決意し、その思いを実現するために「株式会社秋田ことづくり」を立ち上げました。
秋田での挑戦の始まり
矢野さんの新たな挑戦が本格的に始まったのは2015年のこと。秋田県が主催するビジネスコンテスト「ドチャベン」に出場。このコンテストで、彼女は秋田産の果物と日本酒を扱う通販サービス「Fruitreat」のアイデアを提案し、見事金賞を獲得しました。2016年には東京を離れ、秋田県横手市に移住、11月には本格的に事業をスタートしました。
秋田の味を全国へ届ける「Fruitreat」
彼女が提供する「Fruitreat」は、秋田の旬の果物とそれに合った日本酒をセットで定期的に届ける、日本初のサービスです。「都心で多忙な日々を過ごす人々に、少しでも秋田の自然の恵みを感じてもらいたい」と、矢野さんはこのサービスに込めた思いを語ります。
イベント開催のご案内
そんな「Fruitreat」の魅力を広めるためのイベントが、2023年6月26日に東京・南青山で開催されます。このイベントでは、実際に秋田で収穫されたサクランボと浅舞酒造が誇る発泡日本酒「シルキー」を楽しむことができ、秋田の果物と日本酒のペアリングについてのトークも行われます。
参加ゲストには、浅舞酒造の杜氏である森谷康市さんや、秋田のブドウ農家鈴木靖之さん、料理コーディネーターの大橋みちこさんが登場し、秋田の豊かな食文化や、その魅力を存分に伝えてくれます。
Fruitreatの特徴
このサービスは、大きく分けて三つのポイントがあります。
1.
(1)選りすぐりの日本酒: 県内屈指の酒蔵である浅舞酒造が、旬の果物に合わせた日本酒をセレクト。特に、彼らの「天の戸」は国際的なコンペで受賞歴を持つ名酒です。
2.
(2)生産者のストーリー: 提供される果物には、各地の生産者のストーリーが添えられており、ただ味わうだけでなく、その背景を知る楽しみもあります。
3.
(3)楽しみ方の提案: 日本酒をストレートで楽しむのも良し、果物を絞って「和サングリア」にアレンジする楽しみ方もあります。これにより、一度のセットで異なる味わいを楽しむことができるのです。
今後の展望
矢野さんは、今後、高品質な秋田の果物を全国に広めていくことを目指しています。事業の拡大を図りながら、地方創生にも貢献していきたいと語ります。彼女の挑戦は、秋田の新しい魅力を都会の人々に届ける重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
もし、あなたもこの新しい形の美味しさを体験したいなら、「Fruitreat」のサービスをぜひチェックしてみてください。毎月異なる秋田の旬の味を楽しむことができる、特別なひとときを提供してくれます。
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