親の終活調査2024
2024-12-12 15:25:52

親の終活に関する意識調査2024:物価高と親子の会話の現状

親の終活に関する意識調査2024



はじめに


株式会社エス・エム・エスが実施した「親の終活に関する意識調査2024」において、親を持つ子どもたちの葬儀に対する意識や、物価高の影響をテーマにした結果が発表されました。調査対象は60歳以上の親を持つ男女1,034名で、今後の終活に備えるための重要なデータが洗い出されました。

調査結果の概要


今回の調査では、「喪主経験者」と「未経験者」の間で、葬儀費用に対する予算感に顕著な差が見られました。喪主未経験者のおよそ40%は予算が分からないと回答し、一方で喪主経験者は主に200万円までの予算をイメージしています。この違いは、終活に対する理解度や準備の進捗を反映していると言えるでしょう。

さらに、物価高の影響で、半数以上の人が葬儀費用の節約を望んでいると回答。具体的には、葬儀の形式や規模を縮小したいというニーズが強まっています。しかし、その一方で相談する相手である親との話し合いは進んでいない状況が浮き彫りになりました。

終活に対する意識の変化


調査によると、親と終活に関する話をしたいと考えている人は33.1%に達しました。また、「葬儀」や「介護の希望」といった重要なトピックについて、あらかじめ話し合っておきたいという人が増加しています。しかし、依然として「切り出しにくい」との声も多く、終活に関する議論は依然として難しい課題であることが分かります。

物価高の影響


2024年は物価高が顕在化した年で、葬儀費用に対する不安が高まっています。44.1%の人が葬儀費用の値上がりを心配しており、中には「介護費用」や「入院費」といった他の兆候も見逃せません。特に、親の預貯金を想定して葬儀費用を賄おうとしている人が多い中、自分自身がその準備を進めておくべきだとの認識が乏しいようです。

積極的な取り組みと孤立化


調査結果はまた、親と終活を話し合うことに対する意識が高まりつつある一方で、実際には多くの人が行動に移せない現状を反映しています。具体例として、災害を契機に親との関わりを見直す動きは見受けられますが、全体の約80%は未だの行動に結びついていないという結果が出ています。

まとめ


終活の意識や葬儀費用に関する議論は進化している一方で、親子間の対話を促進する必要性が浮き彫りになりました。物価高や世代の課題を考え、適切なコミュニケーションを取りながら、終活を進める重要性がますます高まっています。家族の絆を深めるための話し合いを、ぜひ進めてみてはいかがでしょうか。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

会社情報

会社名
株式会社エス・エム・エス
住所
東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
電話番号
03-6721-2400

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。