青森の伝統工芸が生んだ新たな風鈴傘の魅力と取り組み

青森県の伝統工芸である「津軽びいどろ」をベースにした新しい商品がこの春登場しました。フェリシモが展開するユーモア雑貨ブランド「YOU+MORE!」は、青森の美しい風鈴をモチーフにした、透明な傘『津軽びいどろの風鈴傘』のオーダー受付を3月19日に開始し、注目を集めています。この取り組みは、青森と神戸をつなぐ「青森・神戸共創ビジネス推進事業」の一環として、地域の伝統を未来へつなぐための新たな試みに他なりません。

津軽びいどろの美しさを傘で表現

『津軽びいどろの風鈴傘』は、青森の四季の豊かさと美しい透明感を傘のデザインに巧みに落とし込んでいます。美しく仕上げられた傘のデザインは、丸みのあるフォルムと共に、ガラスの揺らめきがイラストにより再現されています。これにより、雨の日でも見上げると空に広がる美しい風景を楽しめます。デザインは「ねぶた」と「青森の海」の２種類で、各傘は2,500円（税抜き）で販売されています。

複数の目玉が連携

このプロジェクトは、青森県庁で行われた合同記者発表で正式に発表されました。当日はフェリシモ、北洋硝子、リンゴミュージックの3社が登壇し、地域の魅力をデザインや音楽を通じて広めていく姿勢を共有しました。特に注目されたのが、青森のご当地アイドル「りんご娘」が、津軽びいどろをモチーフにした新曲『硝子のリンゴたち』を発表し、PV衣装として風鈴傘デザインを採用したことです。これにより、商品の魅力は音楽に込められ、より多くの人々に届けられることになりました。

地域活性化に向けた一環

さらに、青森県の奥田副知事もこの取り組みについて感謝の意を示し、青森の伝統工芸をテーマにした商品や楽曲が全国的にヒットすることを期待しました。このように、地域を愛し、未来へつなげる取り組みは、地元の人々の誇りでもあります。

未来への架け橋

『津軽びいどろの風鈴傘』は、フェリシモの60周年を記念した特別なアイテムでもあり、伝統工芸を次世代へつなぐ重要な役割を果たしています。青森と神戸をつなぐ新たなビジネスによって、青森の魅力を全国へと広めると同時に地域貢献にもつながるこの取り組みに、今後の展開が期待されます。あなたもこの新たな風鈴傘で、青森の美しさに触れてみてはいかがでしょうか。