JR東日本グループが子ども食堂を支援
JR東日本クロスステーションフーズカンパニーは、地域社会への貢献とフードロス問題の解決を目指し、さいたま市子ども食堂ネットワークと連携して、埼玉県内の子ども食堂への食材提供を開始しました。
この取り組みは、同社が運営する戸田工場と浦和工場で発生する余剰食材を活用するものです。季節メニューの変更時や製造過程でどうしても出てしまう食材を、これまで社員食堂で活用してきましたが、それでも廃棄せざるを得ない食材が依然として存在していました。そこで、食べられる食材を有効活用するため、さいたま市子ども食堂ネットワークとの連携に至ったのです。
11月30日には、さいたま市内の参加子ども食堂の利用者を対象に、特別なイベントが開催されました。
親子で楽しむオリジナル駅弁作りイベント
イベントでは、同社工場で製造している駅弁の具材の中から、子どもたちが自由に好きなものを選んでオリジナル駅弁を作る体験を行いました。
イベントの目的は、単に食事を提供するだけでなく、子どもたちに食育の機会を提供することです。
みんなで食べる楽しさ: 参加者同士で交流しながら食事を作ることで、協調性やコミュニケーション能力を育みます。
栄養バランス: 様々な具材から自分好みに駅弁を作ることで、自然と栄養バランスについて考えるきっかけになります。
衛生管理: 食材の取り扱い方や調理方法を学ぶことで、衛生的な食事作りの大切さを理解します。
感謝の気持ち: 完成した駅弁のうち一つは、保護者へのプレゼントとして用意。誰かのために食事を作る喜びを体験します。
イベントに参加した子どもたちは、笑顔でオリジナル駅弁を作り、保護者の方々との温かい交流のひとときを過ごしました。
食材提供によるフードロス削減と地域貢献
今回の食材提供は、フードロス削減という観点からも大きな意義があります。食べられるのに廃棄されていた食材が、子どもたちの栄養源として活用されることで、資源の有効活用に貢献しています。
JR東日本クロスステーションフーズカンパニーは、この取り組みを通じて、地域社会とのつながりを強化し、企業としての社会的責任を果たしていくことを目指しています。子どもたちの笑顔あふれる未来のために、同社の取り組みは今後も継続される予定です。
企業概要
JR東日本クロスステーションフーズカンパニーは、JR東日本グループの一員として、「NewDays」などのコンビニエンス事業や飲食店事業などを展開する会社です。多様な事業を通じて、駅を利用する人々や地域社会に貢献しています。
さいたま市子ども食堂ネットワークは、市内の子ども食堂を支援する団体です。子どもたちの健やかな成長を願い、食を通して地域を活性化させる活動をしています。
この両者の連携によって、より多くの子供たちが恵まれた環境で育つ未来が期待されます。