HLM Conference 2025が成功裡に開催
2025年に行われる『Healthy Longevity & Medicine (HLM) Conference』が、一般財団法人ASAGI Labsとシンガポール国立大学のCentre for Healthy Longevityの共催により、注目を集めています。このカンファレンスは、健康長寿やジェロサイエンス、脳の健康に関する最先端の研究成果を発表し合う場として、国際的な専門家が集結しました。
充実した講演内容
2日間にわたり、200名以上の参加者を迎えたこのイベントでは、以下の著名な研究者による基調講演が実施されました。
- - 岡野栄之教授は、長寿者を対象とした研究を基に、人間の健康長寿の秘密とそれを認知症研究に応用する可能性について議論しました。
- - Brian Kennedy教授は、老化を変革する新たなアプローチに関する講演を行いました。
- - 中西真教授は、慢性的な炎症をターゲットとした老化関連機能障害の改善策を提案しました。
- - Christopher Chen教授は、脳の健康が健康寿命の重要な要素であることを強調しました。
これらの講演により、参加者たちは新しい視点と知見を持ち帰ることができました。
健康長寿の最前線
シンガポールと日本は、健康寿命の観点で世界のトップを誇る国です(2022年データ)。しかし、両国は共に超高齢化社会に直面しており、少子化や医療費の増加、介護の人手不足といった課題も共有しています。これらの問題に適切に対処するためには、国際的な連携が不可欠です。
両国の外交関係が60年目を迎える来年、ASAGI Labsを中心に、老化と健康寿命に関する基礎研究の推進と、医療・ヘルスケア課題を解決するための取り組みが期待されます。
今後の展望と活動
ASAGI Labsは次のような活動を通じて、科学的な協力とイノベーションの創出を目指しています。
- - 日・シンガポールを含むアジア地域の研究機関、企業、自治体との連携を深め、コンソーシアムを構築。
- - 基礎研究から社会実装への橋渡しを行うサポートと若手研究者の育成。
- - 国際的な学術交流を通じた知識の共有と人材育成の促進。
- - 新設された「Science Alliance for Research in Asia (SARA)」との連携による科学協力の推進。
また、2026年のHLM Conferenceは日本で開催予定で、ASAGI Labsはより多くの国内外の研究者が参加し、協働研究を深める場を提供できるよう、努めてまいります。
詳細情報はHLM Conferenceの公式サイト(
HLM Conference Webサイト)をご覧ください。
本件についてのお問い合わせは、一般財団法人ASAGI Labs 事務局まで。
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ASAGI Labs公式サイト