ミドル世代の異業種転職
2025-07-02 13:20:51

ミドル世代の異業種転職人気でIT業界が先行、業界の先行き不安が影響

ミドル世代の異業種転職実態調査



エン・ジャパン株式会社が運営する転職サイト『ミドルの転職』は、ミドル世代の異業種転職に関する実態調査を実施しました。この調査では174名の転職コンサルタントから得たインサイトを基に、ミドル世代に特化した転職市場の状況をレポートします。

現在の異業種転職希望状況の変化



調査によると、約7割のコンサルタントが「異業種への転職を希望するミドル人材が増加している」と回答しました。増加理由として最も多かったのは「業界や会社の先行き不安」で、68%がこの理由を挙げました。また、40%のコンサルタントは「成長業界や給与相場の高い業界で働きたい」との希望も示しています。

このような背景には、急速に変化するビジネス環境や、テクノロジーの進化に伴う業界構造の変化が影響しています。特に、ITやインターネット業界は成長著しいため、職を求める人が集まる傾向にあります。

転職希望者の傾向



異業種への転職を希望するミドル人材の出身業種は「メーカー」が最多(68%)であり、次に「IT・インターネット」が続きます。一方、異業種転職先としての人気は「IT・インターネット」が62%、次いで「メーカー」が51%を占めています。この結果は、業種間の人材流動性の高さを示しており、異業種転職が活発であることを物語っています。

企業が求める人材像



異業種出身者を採用する企業が期待する要素は、「専門知識やスキル」(75%)、「マネジメント力」(46%)が上位を占めています。このことから、企業は即戦力として活躍できる人材を求めていることがわかります。

しかしながら、ミドル人材が異業種転職を実現できない理由の中には、「年収や待遇が下がることへの抵抗」(49%)や「求職者の希望と企業が提示する条件のギャップ」(48%)が挙げられています。このように、転職市場は決して簡単な道ではなく、慎重な判断が求められます。

異業種転職の事例と期待される役割



特に注目されるのは、メーカーから小売流通業界への転職です。これには、原価管理の知識を小売に応用できるという理由が影響しています。また、現場経験者がコンサルティング業界で業務改善を担うことも多く見られます。

一方で、市役所勤務の方がITエンジニアとして挑戦するケースもあり、公共部門の業務を効率化したい意向がある人材もいます。また、金融業界から商社やサービス業への転職も目立ち、役職定年による収入ダウンを背負った方々が中小企業で新たな役割を果たす事例も増えています。

異業種転職を考える際のアドバイス



異業種転職を検討する際は、自身のキャリアを客観的に評価し、期待値を適切に調整することが重要です。また、目指す企業が求めるスキルと自己の市場価値をしっかりと照らし合わせ、幅広く応募する姿勢が求められます。特に年収ダウンを受け入れる覚悟と中長期的な視点が必要です。

まとめ



ミドル世代の異業種転職は、非常に活発な動きを见せています。エン・ジャパンが提供する『ミドルの転職』は、このような動向に寄り添ったサービスを展開しています。異業種でのキャリアを考慮する際には、多角的な視点が求められます。自身の経験をどのように活かすかが成功の鍵となるでしょう。


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会社情報

会社名
エン・ジャパン株式会社
住所
東京都新宿区西新宿6-5-1新宿アイランドタワー(35階)
電話番号
03-3342-4506

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