生殖の多様性学ぶ出張授業
2024-07-02 13:17:04

都立高校4校で「生殖や出生の多様性」出張授業!BELTAとNPO法人Fineが連携し、命の大切さを学ぶ機会を提供

都立高校で「生殖や出生の多様性」を学ぶ出張授業がスタート!



株式会社BELTA(本社:東京都港区)は、東京都「都立高校生の社会的・職業自立支援教育プログラム事業」に参画し、2024年度に全4校の都立高校にて「生殖や出生の多様性」に関する出張授業を実施いたします。

本出張授業は、NPO法人Fineと共同で実施し、早期から自身の身体に向き合い正しい知識をもとに適切なケアを行うプレコンセプションケアの普及を目指しています。

# 多様化する生殖と出生、命の大切さを知る



現代社会では、医療技術の発展により、生殖や出生のあり方が多様化しています。自然妊娠に加え、人工授精、体外受精、顕微授精など、様々な選択肢が存在するようになりました。また、妊娠や出産の経過も人それぞれで、一様ではありません。

本出張授業では、生徒たちに、生殖と出生における多様性について理解を深め、命の尊さについて改めて考える機会を提供します。

# 新宿山吹高校での初回授業は大盛況!



6月15日(土)には、東京都立新宿山吹高校にて初回の出張授業が実施されました。52名の生徒が参加し、熱心に授業に耳を傾けていました。授業では、人一人が生まれるまでの過程における多様な側面を、実際のデータなどを交えながら説明しました。

授業後には、「妊活・妊娠・出産・子育て」の4つのテーマについて、不妊治療や出産経験のある方とのコミュニケーションを通して、生徒たちはより深い理解を深めました。

参加した生徒からは、「自分が知らなかったたくさんのことを知ることができ、命の大切さを改めて実感しました」「早い段階から色々な知識を得ることは、人生設計においても大切だと感じました」など、多くの感想が寄せられました。

# 今後の展開



本出張授業は、2024年度に計4校の都立高校で実施予定です。次回は7月17日(水)に東京都立八王子北高等学校にて実施予定です。

# 中学・高校での性教育の現状と課題



日本では、諸外国と比較して性教育が遅れている現状があります。国際的な性教育の指針とされるガイダンスと比較すると、日本では性教育の開始時期が遅く、内容も薄い傾向にあります。

近年、20歳未満の人工妊娠中絶数が増加しており、性教育の遅れが背景にあるとも指摘されています。このような状況を受け、企業やNPO法人など外部団体と連携して性教育を推進する学校が増えています。

# プレコンセプションケアの重要性



性教育の実施は、命の大切さを知るだけでなく、プレコンセプションケアにも繋がります。プレコンセプションケアとは、将来の妊娠や出産に備えて、自身の身体に向き合い、正しい知識に基づいた適切なケアを行うことです。

妊娠を望むか望まないかは人それぞれですが、人生100年時代において健康に生きるため、また将来子どもが欲しいと思った時に備えて、早期からの取り組みが推奨されています。

BELTAが妊娠・出産経験のある人を対象に実施したアンケートでは、「妊活を始めてから初めて知ったことがある人が98.7%いる」という結果が出ています。

妊娠や避妊、不妊など、生殖に関することを当事者になって初めて知るのではなく、事前に知っておくことは、今の自分だけでなく、将来の自分を大切にすることにも繋がります。

# BELTAのプレコンセプションケア教育



BELTAでは、教育の場において、「将来のライフプランを考える機会」の提供や「妊娠や出産に対する正しい理解」の普及を行うことの重要性を認識し、プレコンセプションケア教育の普及に向けた取り組みを行っています。

主な取り組みとして、以下のものがあります。

保育園での性教育:NPO法人きびると連携して、4~5歳児を対象に、早期から自身と他者の違いを認識し、自分も周囲の人も大切にできるようになるための性教育を実施しています。
中学生への将来を考える機会の提供:企業訪問に訪れる中学生に向けて、BELTA独自で制作した「ライフステージすごろく」を体験していただき、遊びながら将来のライフプランや様々な選択肢について知り、考える機会を提供しています。

# BELTAは、今後もプレコンセプションケア教育の普及に力を入れていきます。




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