Oshicocoが発表した「推し活と美容」の調査結果
毎月4日は「Oshicoco推しの日」としてオタク文化における「推し活」が注目されています。最近、株式会社Oshicocoが「推し活と美容に関する実態調査」を実施しました。この調査は、推し活層がどのように美容活動に取り組んでいるかを明らかにしています。
調査の背景と目的
「推し活」とは、自分のお気に入りのキャラクターやアイドルに対して、その活動を応援したり、関連グッズを購入したりすることを指します。この文化は近年、消費行動やライフスタイル、価値観の中心にまで成長してきました。Oshicocoでは毎月4日、推し活に関連するさまざまな業界との接点を持ち、発信していくことを目指しています。
調査は2025年4月10日から4月17日までの間にインターネットを通じて行われ、564名の有効回答が得られました。対象はOshicocoの公式LINE登録者や、Instagramで同社のアカウントをフォローしている推し活層です。
美容活動の重要性
調査では、推し活を行うファンが現場に行く前に美容活動をするかどうかについて質問があり、約80%の人が「美容活動をしている」と答えました。この結果から、推し活層の美容意識が非常に高いことが明らかになりました。
性別・年齢・地域
調査に参加した方々の年齢層や性別、地域など定性的な情報も収集されましたが、特に注目すべき点は、好きな推しジャンルについての回答です。最も人気があったのは「国内男性アイドル」で、次いで「2.5次元」や「KPOPアイドル」が続きました。こうした結果は、ファンが直接会える機会を重視していることを示しています。
推し活の活動内容
アンケートでは、普段どのような推し活を行っているかについても質問しました。最も多かった回答は「グッズ購入」で次いで「コンサート・イベント参加」、「カフェ活」でした。グッズ購入は、CDやDVDだけでなく、イベント参加の資格を得るためのアイテム購入が含まれています。また、コロナの影響で外出が減少した後、イベント参加が増えていることも確認されました。
美容にかける金額
さらに、現場に行く前の美容活動にかかる費用を尋ねると、1回あたりにかかる金額は1万~3万円が半数を占める結果となりました。美容活動の内容では、美容院が39%で最も多く、続いてまつげサロンやネイルサロンも多くの支持を得ています。美容院に訪れる理由は、写真映えを意識した外見に仕上げるためのものが多いようです。
インタビューから見える背景
調査結果をより深く理解するために、2名の推し活層にインタビューを実施しました。
Mさん(20代大学生・女性)
「髪の毛は普段からみんなが気にする部分。バイトや仕事でネイルができなくても、髪の毛のケアは確実にできるから、みんな自然に意識していると思います。」
Sさん(20代大学生・女性)
「SNSに自分の顔を載せないスタイルが一般的ですが、それでも外見は気にかけています。髪の毛やファッションが大事という意識が強いですね。」
このことから、推し活層は美容活動を通じて間接的に自分を表現する手段として利用していることが分かります。