AIさくらさんとHENNGE Oneが連携で新たな業務革新へ
株式会社ティファナ・ドットコムが提供する対話型AI「AIさくらさん」が、HENNGE株式会社が展開するクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」とのシングルサインオン(SSO)連携を開始しました。この取り組みにより、企業や自治体はAIを日常業務に安全に導入できる環境が整い、セキュリティと利便性の両立が期待されています。
生成AIの利用における課題
先進技術を駆使した生成AIの利用が増加する一方で、ID管理や不正アクセス対策、端末管理といったセキュリティ対策が導入の妨げとなることが少なくありません。AIさくらさんは、専門知識がないユーザーでも簡単に使えることを掲げており、今回のSSO対応により、既存の認証基盤と連携し、より安全かつスムーズな利用が可能とされています。
SSO連携の効果
この新たな連携の目的は、AIさくらさんを使用する企業や自治体がセキュリティポリシーに準拠した形で、利便性を損なわずにAIを用いることです。SSOの導入により、以下のメリットが提供されます。
- - 迷わない・待たないログイン: HENNGE Oneのワンクリック認証を通じて、複数のIDやパスワードの管理が不要になります。これにより、シンプルで迅速なログインが実現。
- - 多層防御の実現: 多要素認証(MFA)やIPアドレス制限、デバイス証明書といった高度なアクセス制御がAIさくらさんにも適用されます。これにより、不正アクセスを防ぎ、組織のセキュリティ基準に沿った安全な運用が可能に。
- - 運用・監査の効率化: アクセスログの一元管理が実現し、情報システム部門の監査負担が軽減されます。ユーザー管理の負担も既存プロセスに統合された形で軽減でき、人的ミスを防ぎます。
幅広い導入実績
AIさくらさんは、各種のISOを取得し、自治体や公共交通機関、大手企業で広く導入されています。デジタル庁の「デジタルマーケットプレイス(DMP)」にも登録されており、行政調達の信頼性を確保しています。これにより、様々な業界での安心して導入しやすい環境が整いました。
導入効果の具体例
- - 自治体: 窓口やコールセンター支援において、職員のIDによる一元管理が可能です。内部からの利用に制限することも可能で、管理の柔軟性が増します。
- - 大企業: 部門ごとの権限分離と端末制御が確立され、機密情報を扱う部門においても安心してAIを利用できます。
- - 公共交通や小売: 現場端末はデバイス証明書が必須となり、本社からのみ設定が変更できるような役割分担が容易になります。
導入プロセス
SSO連携の導入は非常にシンプルで、以下の手順で開始できます。
1. HENNGE Oneの管理画面にて「AIさくらさん」の連携設定を行う。
2. 貴社のセキュリティ方針に基づいたMFAや端末、ネットワークの設定を適用。
3. ユーザーへSSOメニューを配信し、利用開始。
初期設定や運用設計はティファナの専任チームがサポートしますので、安心して導入いただけます。
HENNGE Oneの概要
HENNGE Oneは、日本国内でもシェアNo.1のクラウドセキュリティサービスです。生産性向上を目指す組織に向けて、あらゆるテクノロジーの活用とそれに伴う課題の解決を目指しています。複数のシステムIDを単一で保護し、効率的な業務推進を実現する各種エディションを提供しており、特にサイバーセキュリティの面での強化に取り組んでいます。
AIさくらさんについて
AIさくらさんは、登録やカスタマイズの手間がなく、企業の業務を効率化する対話型AIです。多くの企業と自治体に導入され、利用者のDX推進を支援しています。 未来に向けた新たな企業の助けとなることを目指して、AIさくらさんは今後も進化を続けます。
会社情報
株式会社ティファナ・ドットコムは東京都目黒区に本社を構え、企業や自治体のDX推進を支援する事業を展開しています。1999年に設立されて以来、Web制作事業を通じて様々な業界・業態の経験を活かし、AIの開発にも取り組んでいます。片や2024年3月にHEROZ株式会社(上場企業)のグループとなります。
まとめ
「AIさくらさん」と「HENNGE One」のシングルサインオン連携は、企業や自治体にとって作業の効率化とセキュリティ強化を実現する画期的なステップと言えるでしょう。今後もこのような取り組みを通じて、生成AIの利用が一層広がっていくことが期待されます。