自然環境を活かした新たなウェルネスプログラム「森林養生」
長野県の軽井沢には、非日常的な滞在を提供する「星のや軽井沢」があります。そこでは、2025年7月1日より、新たにリニューアルされたウェルネスプログラム「森林養生」が始まります。心身を整えるための3泊4日のプログラムには、森林浴ウォーキング、鍼灸・ボディケア、薬膳に基づいた料理が含まれており、健康を意識した旅行者には最適な内容です。
森林浴とマインドフルネス体験
新プログラムの特長の一つが、軽井沢の豊かな自然に囲まれて行う「森林浴ウォーキング」です。公益財団法人「身体教育医学研究所」が監修し、スタッフがサポートする中で、個々のペースに応じた歩き方や深呼吸法を習得します。この体験は、心を落ち着け、自身の状態を見つめ直す絶好の機会です。木漏れ日の中を歩きながら、風の音や小さな草花に目を向けることで、日常の喧騒から解放される特別な時間を提供します。
さらに、ノルディックウォーキングを取り入れることで、全身の筋肉を効果的に使うことができ、通常のウォーキングよりも高い運動効果が期待できます。軽井沢周辺の豊かな自然を楽しみながら、身体を調整するこのアクティビティは、ストレス解消にも効果的です。
鍼灸とボディケアで身体の緊張を解消
長引く生活習慣の中で、身体の緊張が蓄積される現代社会。そこで「森林養生」では、国家資格を持つ施術師による鍼灸とボディケアが用意されています。この施術では、一人ひとりの状態に応じたアプローチがなされ、まず足湯に入りながら体質を判定。東洋医学の観点から、気・血・水のバランスを整えることが重視されています。
日常の疲れや緊張を和らげるため、3日間にわたり、体調に合わせた施術が行われます。身体をリラックスさせ、再び日常に戻った際には、快適に過ごせるような状態へと導きます。
特別な料理で心身を充実
食事にも特別な配慮がされています。アスリートの栄養を支える「ニッスイ湯の丸アスリート食堂」が監修し、スポーツ栄養学に基づいたバランスの良い食事が提供されます。さらに、メインダイニング「日本料理 嘉助」では、薬膳の知恵を取り入れた「山の懐石」を楽しむことができます。
目覚めにぴったりの「山の旬菜粥朝食」は、滋味深い野菜を使った栄養たっぷりの料理で、心地よい朝のスタートをサポートします。また、特に疲労が感じやすい2日目の夕食には、その季節の旨味を存分に活かした「山の旬菜鍋御膳」が用意され、滞在中の心身をしっかりと調えてくれます。
豊かな滞在環境
星のや軽井沢は、標高約1000メートルに位置し、心地よい冷涼感の中で過ごせます。この高地ならではの環境は、身体にとっても運動に適した条件が整っています。また、周囲を囲む豊かな自然が、心安らぐ滞在を実現しています。環境に溶け込む形で、身体・心を整える一連のプログラムが進行します。
- - 体験の流れ: 到着後にコンサルテーションを行い、深呼吸入浴法をレクチャー。それに続いて、森林浴ウォーキングや鍼灸・ボディケアが組み込まれた3日間のスケジュールは、参加者一人ひとりの状態や需要に応じて調整可能です。
- - 予約情報: プログラムは2025年7月から開始され、1日1組(最大2名)限定のプライベートな体験です。興味がある方は、公式サイトからの事前予約が求められています。
結論
星のや軽井沢の「森林養生」は、心身を整えるための新しい選択肢として筆者も注目しています。自然との触れ合い、専門家の指導、そして栄養に優れた食事が一体となったこのプログラムは、今後のウェルネスツーリズムの一翼を担う存在となりそうです。ぜひ、日常から離れて、特別な体験を求めて訪れてみてはいかがでしょうか。