AIリスク情報サービス「FASTALERT」の導入事例
東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメントが、災害リスクに関する情報収集において、AIを活用したサービス「FASTALERT(ファストアラート)」を導入しました。このサービスは、SNSやウェブからリスク情報をリアルタイムで解析し、災害や事故、さらにはシステム障害など、あらゆるリスクを即座に把握することを可能にします。特に製造業などのBCP(事業継続計画)や、サプライチェーン管理におけるリスク管理手段としても価値が高まっています。
JX通信社が提供する「FASTALERT」は、すでに多くの報道機関や自治体に高く評価されており、その効果を実証するパートナーとして東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメントが選ばれました。
導入の背景と目的
東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメントは上場投資法人「日本プライムリアルティ投資法人(JPR)」の資産運用を受託し、不動産の価値を守ることが重要な任務です。特に、テナントや利用者に対する安心安全の提供を重視し、保有物件の防災対策を強化する必要がありました。
この中で、災害発生時に物件の被害状況を迅速に把握することは、効果的な対策を講じるためのファーストステップであると認識されました。そのため、保有するビルの状況を把握するだけでなく、周辺での火災や交通インフラ、風水害などの情報を集める手段の一環として「FASTALERT」が導入されることとなりました。
トライアルを経ての導入
導入においては無償トライアルが実施され、情報の質と量を確認した結果、実際に周辺で災害が発生した際に、状況をリアルタイムで把握できる確証を得ることができました。
特に、トライアル期間中に保有物件の周辺で自然災害が発生し、その際に連続して情報が上がってくることが証明され、状況把握が適切な指示を出すことに直結しました。インターネット環境があれば、夜間や休日でも情報収集が可能である点も評価され、導入が決定しました。
導入後の展望
「FASTALERT」の導入により、東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメントでは、保有物件の周辺における情報収集のプロセスが大きく改善されました。今後は、災害発生時のリスク対応力の向上と、企業のレジリエンスの強化を目指し、さらなる活用方法を模索していくことが期待されています。
ウェビナー開催のお知らせ
この度、BCPやリスクマネジメントをテーマにしたオンラインセミナーを開催します。東京建物リアルティ・インベストメント・マネジメントの専門家を招き、自然災害や多様化するリスクに対処するための実践的な方法についてお話しいただく予定です。興味のある方はぜひ参加をご検討ください。
詳しい情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。
JX通信社について
JX通信社は報道分野に特化したテクノロジー企業であり、AIを駆使してリスク情報をリアルタイムで分析・配信する「FASTALERT」や、参加型ニュースアプリ「NewsDigest」を提供しています。特にFASTALERTは、ほとんどの大手報道機関に採用されており、その信頼性は極めて高いとされています。
参考リンク:
JX通信社 |
FASTALERT