リブ・コンサルティングがDomoを導入し、急成長を遂げる
経営コンサルティング業界で注目を集める株式会社リブ・コンサルティング(以下、リブ)が、AIを搭載したデータ活用プラットフォーム「Domo」を採用した結果、事業生産性が前年より20%向上したという報告があります。この取り組みは、特に若手社員の成長を促進し、クライアントへの価値提供の質を高めることに成功しています。
Domo導入の背景
リブ・コンサルティングは、「100年後の世界を良くする会社を増やす」を理念に、設立から10年を迎える独立系コンサルティングファームです。この間、ベンチャーから大企業まで、幅広く経営コンサルティングサービスを提供し、現在では300人以上の社員を擁するまでに成長してきました。
しかし成長に伴い、業務の中で情報のサイロ化や重複した情報収集作業が問題となっていました。また、経営コンサルタントには紹介するクライアントの業界について深い理解が求められ、データの効率的な収集が事業の生産性に直結することから、データ活用の基盤を強化する必要がありました。
「商圏ダッシュボード」の開発
このような背景から、Domoの導入を決断したリブの取締役、加藤有氏は、具体的にデータを活用する方策を模索。Domoに関する書籍を読み込み、その実現可能性に感銘を受け、2022年8月からDomoの導入に着手しました。具体的には、ベテラン社員の知見をデータベース化し、商圏情報や企業情報を集約した「商圏ダッシュボード」を構築しました。
この商圏ダッシュボードは、47都道府県のマーケット情報や特性を網羅し、社内情報やベテラン社員の知識を一箇所にまとめたものです。これにより、情報のサイロ化が解消され、迅速なデータ活用が可能となりました。
コンサルティングサービスの質の向上
Domoを利用することで、リブはデータ収集の効率化を図ることができ、営業準備に要する工数が大幅に削減されました。この結果、若手社員も短期間で必要な知識を学び、質の高い提案をクライアントに届けることが可能になりました。さらに、ベテラン社員の時間も節約され、より価値ある仕事に専念できるようになっています。
実績に基づいたアプローチにより、2024年には一人当たりの粗利生産性が前年比20%の向上を果たし、全社員の平均値を15%上回る結果となりました。これは、すべての商圏エリアにおける情報を詳細に把握できるようになったことによるものです。
Domoの導入がもたらした文化の変化
このデータドリブン文化の醸成にあたっては、重田裕太郎氏が重要な役割を果たしました。彼はデータ収集の有効性をチームに説明し、成功事例を積極的に共有することで、社員のモチベーションを高めました。さらに、月次のMVPを発表するなど、データ活用を促進するための工夫も凝らされています。
リブ・コンサルティングの取締役、加藤氏は「Domoによって得たデータは、実践的なコンサルティングサービスを提供する上で不可欠です。今後もこのようなDX施策を進めていくことで、さらなる企業成長を目指していきます」と語っています。若手社員にとっての「Domo」は、今やなくてはならないツールとなっており、ベテラン社員の知識を最大限に活用することが、今後の成長の鍵となるであろう。
なぜなら、優れたデータ活用ができれば、クライアントのニーズに応えつつ、事業の成果を広げていくことができるからです。リブ・コンサルティングの公式サイトを通じて、彼らのさらなる取り組みにぜひ注目してみてください。