渋谷から発信!次世代サステナビリティを探る「SIW2025」開催
一般社団法人渋谷未来デザインが主催する「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」(SIW2025)は、2025年10月27日から11月3日の期間で、渋谷で開催されます。このイベントは、多様なアイデアを持つ人々が集まり、社会の未来に向けた新しい文化や産業の創出を目指すものです。中でも、10月30日(木)に行われる「SUSTAINABLE DAY」は、特に注目を集めています。
アグリテック最前線 - 食を巡る革命
「SUSTAINABLE DAY」のメインプログラムの一つは、アグリテックに焦点を当てたセッションです。気候変動が進行する中、食料安全保障の重要性が高まり、都市における食のあり方が大きな変革期を迎えています。特に、NY発の企業Square Rootsは、モジュール式のスマートファームを利用して、高栄養価の野菜を効率的に生産するモデルを示しており、世界の関心を集めています。
このセッションでは、株式会社Square Roots JapanのCEO松本舞氏と、そのCEOであるトビアス・ペッグス氏が登壇し、都市農業がどのように日本の農業に新たな可能性をもたらすことができるかを議論します。美味しさと共に日本の食文化を未来に繋げるビジョンが提示される予定です。
グリーンシフトと都市環境の未来
次に行われるのは、グリーンシフトプロジェクトに関するセッションです。これは、都市の緑化を単なる面積から質に移行させることを目指しています。超酷暑時代において、持続可能な都市環境の構築には具体的なソリューションが欠かせません。
ダイキン工業の松田哲副本部長や、国土交通省の都市局長を含む専門家たちが、多様性を重視し、豪雨などの自然災害との共生を図る都市デザインについて議論を進めます。このトピックは、未来の都市におけるインフラと緑化モデルを具体的に示すことを目的としています。
健康都市と食育の新しい形
最後に、健康と食の結びつきに注目した「食と農がつなぐ健康都市デザイン」セッションが行われます。これは、渋谷地域における小規模な農業の取り組みを通じて、持続可能な暮らしの実現を目指すものです。キユーピー株式会社の髙宮満社長が登壇し、未来の食育や都市農業の可能性を探ります。
まとめ
「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」は、渋谷という都市を舞台に、次世代のサステナビリティと社会的革新に関する重要な議論を促進するイベントです。観覧は無料で、事前の申し込みが必要です。各プログラムの詳細は、イベントの公式サイトで確認できます。
参加者は、多様な視点から都市の未来を共に考え、持続的な社会を築くためのインスピレーションを得ることができるでしょう。渋谷から発信される次世代のアイデアに、ぜひご注目ください。