MFLP・LOGIFRONT東京板橋が「TSUNAG」認定を獲得
三井不動産株式会社と日鉄興和不動産株式会社が共同開発する「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」が、国土交通省から「優良緑地確保計画認定制度(TSUNAG)」の★(シングルスター)を取得しました。本施設は、2024年9月の竣工を予定しており、地域貢献と環境保護を視野に入れた設計が評価されています。
TSUNAG認定とは
「TSUNAG認定」は、国土交通省が推進する「まちづくりGX」の流れの中で生まれた制度です。この取り組みは、企業による良質な緑地の確保が、気候変動や生物多様性の確保、また地域住民のウェルビーイングに寄与することを目指しています。このように、持続可能性と地域の発展を両立させることが求められています。
環境に優しい設計
MFLP・LOGIFRONT東京板橋は「周辺に溶け込み地域の誇りとなる物流施設」というコンセプトに基づいて設計されています。敷地の20%以上を緑地として確保。さらに、地域の在来種を使い、生物多様性にも考慮した環境作りがされています。ここでは、季節ごとのイベント開催や多彩な彩りを楽しむことができます。
防災とウェルビーイング
東京都内最大規模の物流施設でありながらも、地域のウェルビーイングの向上にも寄与する設計がなされています。特に高台に位置することで、地域防災の役割も果たし、住民の安全を守るための避難場や防災備蓄施設を設けています。
物件概要
- - 所在地: 東京都板橋区舟渡四丁目3番1号
- - 敷地面積: 91,256㎡(約27,605坪)
- - 延床面積: 256,003㎡(約77,441坪)
- - 緑地面積: 14,430㎡(約4,365坪)
- - 広場面積: 6,240㎡(約1,888坪)
- - 付帯施設: フットサルコート(ドローンフィールド兼用)
- - 太陽光発電: 4,363kW(パネル容量)
三井不動産の地域貢献
三井不動産は、2012年から物流施設事業に取り組んでおり、MFLPブランドを展開しています。これまでに国内外で78物件を手掛け、地域の課題解決パートナーとしての役割を果たしています。また、サステナビリティへのコミットメントを掲げ、社会的価値と経済的価値の両方を創出することを目指しています。
未来の街づくりへ
「&EARTH for Nature」を掲げ、三井不動産はまた、環境との共生を重視する街づくりに取り組んでいます。2025年に策定予定のこの宣言では、「緑を守り育む」「水の魅力を生かす」「生態系を豊かにする」などの課題に取り組み、地域との連携を強化していく考えです。
本プロジェクトは、持続可能な未来に向けた重要なステップであり、地域と共に歩む街づくりの象徴と言えるでしょう。