安心なワクチン管理
2024-10-08 21:57:56

新たなワクチン管理アプリ「harmoワクチンケア」が全国に登場

医療現場に革命をもたらす「harmoワクチンケア」



シミックホールディングス株式会社の子会社であるharmo株式会社が、全国の医療機関に向けて、新たにリリースした予防接種管理サービス「harmoワクチンケア」。2024年10月8日に提供が開始され、このサービスは医療現場の混乱を解消することを目的としています。すでに2021年にユーザー向けアプリが登場しており、医療機関向けアプリとの相互連携により、接種ミスを防ぐ手助けをする仕組みが整いました。

予防接種の重要性とその課題


近年、様々なワクチンが定期接種の対象となり、公衆衛生は向上していますが、接種ルールが複雑化し、誤った接種が報告されることが問題視されています。特に、乳児に対する予防接種は回数が増え、そのスケジュールの管理が求められています。例えば生後2〜11か月の赤ちゃんの予防接種は特に多く、接種時期や回数の誤りは命に関わる重篤な問題を引き起こしかねません。このような状況を受け、誰もが安心して予防接種を行える環境を整えることが急務となっています。

「harmoワクチンケア」の特徴


「harmoワクチンケア」では、接種間違いを未然に防ぐための機能が充実しています。小児科医の監修のもと、接種ルールの自動チェック機能が搭載され、最新のルールに対応しているため、医療従事者は安心して使用できます。また、ワクチンのバーコードをスキャンするだけで接種記録が簡単に登録でき、電子カルテへの転送も可能です。これにより、医療機関と患者が連携し、一緒に予防接種を管理することができます。

成功事例と実績


これまでの取り組みとして、β版医療機関アプリが2022年6月にリリースされ、川崎市や北海道の特定地域で先行導入が行われました。特に川崎区では、小児のワクチン接種を行う医療機関でアプリが導入され、約50,000件の接種記録が登録されました。その結果、100件以上の接種間違いを未然に防ぐことができました。このような事例からも、「harmoワクチンケア」が実際の医療現場で役立っていることがわかります。

今後の展望


今後、harmoは全国の医療機関で「医療機関アプリ」をより広く活用されるよう努めていき、さらに「Public Medical Hub (PMH)」と連携したサービスの提供に向けた取り組みも進めています。加えて、医療従事者向けにワクチン接種を管理する新たなサービスの開発も開始し、医療機関からのフィードバックを重視しながら改良を続けていきます。

まとめ


「harmoワクチンケア」は、接種ミスを防ぐための実効性の高いサポートを医療従事者に提供するだけでなく、患者と医療機関との信頼関係を築くためのシステムでもあります。安心・安全な予防接種の実現に向け、今後の展開が期待されます。


画像1

画像2

会社情報

会社名
シミックホールディングス株式会社
住所
東京都港区芝浦1-1-1浜松町ビルディング
電話番号
03-6779-8000

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。