若者が語る健康の未来
2025-08-21 16:17:47

TICAD9公式イベントで若者と専門家が語る健康の未来

TICAD9公式イベントで議論されたグローバルヘルスの未来



2025年8月20日、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜にて、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)の公式イベントが行われました。このイベントは、一般社団法人NTDs Youthの会が主催し、世界保健機関(WHO)やGaviワクチンアライアンスの専門家、さらには日本、タンザニア、ケニアから参加した若者たちが集まり、グローバルヘルスについての重要なディスカッションが行われました。

開会の挨拶


イベントは、厚生労働省の国際保健管理官である井筒将斗氏の開会挨拶から始まりました。井筒氏は、「次世代の参画がこれまで以上に重要である」と強調し、日本政府が掲げる「誰一人取り残さない」という理念のもと、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成を目指す取り組みについて語りました。特に、WHOアフリカ地域事務局と協力したNTDs(熱帯病)対策やGHIT Fundを通じた国際的な研究開発支援の重要性を示しました。

スピーカーによるショートトーク


イベントの中では、専門家からのショートトークも行われました。WHOアフリカ地域事務局のミカ・S・ンダイジガ氏は、「NTDsは過去の病気ではなく、現在でも深刻な影響を与えている」と力説し、若者の貢献が国際的な取り組みの原動力であると述べました。続いて、ケニアのノエル・アワ氏が、若者がNTDsとの闘いにおいてリーダーとなる必要性を指摘しました。
さらに、タンザニアのヨナ・ンガザ氏は、アフリカで人口の60%を占める若者の力なしには、NTDsの制圧は決して実現できないと訴え、日本の梅木真実氏は、「2030年には日本が国際社会に示せるように行動を」と呼びかけました。

パネルディスカッション


その後、ショートトークのスピーカーに加え、Gaviワクチンアライアンスのマリアンジュ・サラカ=ヤオ氏が参加し、「国の主体性」と「若者の関与」をテーマにパネルディスカッションが行われました。この中で議論された内容は、国際的な健康問題に対する次なるアクションを決定するための重要なものとなりました。

次の行動に向けた提案


イベントの締めくくりに、参加者は次の行動に向けた三つの提案を受け取ることとなりました。現地とオンラインの参加者による投票に基づき、「タッチ10Kチャレンジ - NTDスプリント」の実施が決定されました。この取り組みに参加することを表明したのは、すでに10カ国の20名を超えており、今後さらにその規模が拡大することが期待されています。

まとめ


TICAD9におけるこの公式イベントは、若者がグローバルヘルスにおける重要な役割を果たすことの意義を再確認させる機会となりました。専門家の意見を交えながら、UHCやNTDs制圧に向けた具体策が議論され、未来に向けた選択肢が広がる素晴らしい機会となったと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
一般社団法人NTDs Youthの会
住所
福岡県福岡市博多区博多駅前3丁目6-1小森ビル4A
電話番号
080-2741-3952

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