LIXILの新しい環境への取り組み
株式会社LIXILの循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R100」が、先日開催された第7回エコプロアワードにおいて奨励賞を受賞しました。これはLIXILにとって初めてのエコプロアワード受賞となり、その重要性が今後の事業展開に大いに期待されます。
エコプロアワードの意義
エコプロアワードは、日本市場における環境配慮に優れた製品やサービス、ビジネスモデルを表彰する制度です。サステナビリティトランスフォーメーション(SX)を実現するため、環境負荷を削減する技術や取り組みを促進することが目的とされています。この受賞により、LIXILの取り組みが広く認知されることとなります。
PremiAL R100の特長
「PremiAL R100」は、リサイクルアルミを100%使用した製品で、LIXILの環境ビジョン2050の一環として「CO₂ゼロと循環型の暮らし」を目指しています。この製品によって、原材料に新地金を使わずリサイクルアルミを使用することにより、製錬過程でのエネルギー消費を大幅に削減し、CO₂排出量を最大97%も削減可能です。
また、これまでの25年以上にわたるリサイクル技術と、鑑識の高いビジネスパートナーとの協力によって「PremiAL R100」は開発されました。現在、国内の3工場に加え、タイとベトナムの2工場でも製造されており、国際的なサプライチェーンに基づいたリサイクル材の調達が推進されています。
受賞の背景
エコプロアワードの受賞理由として、安定したリサイクル材料の調達と、CO₂排出量削減への効果が大いに評価されました。これは「PremiAL R100」の持続可能性が社会的な課題に対して積極的に貢献している証といえるでしょう。今後もLIXILは、PremiALシリーズを通じて環境負荷の低減に努めていく意向です。
具体的な採用事例
「PremiAL R100」は、様々な業界での採用が進んでいます。例えば、大成建設グループが国内で初めてこの新型のアルミ形材を採用した他、セブン‐イレブン店舗では「PremiAL R70」が導入されています。また、コイズミ照明では「PremiAL R70」を採用した製品が登場し、住友林業社宅「みどりの社宅」では「PremiAL R100」が中規模木造建築で初めて使用されました。
今後の展望
LIXILは、持続可能な社会の実現に向けて、環境配慮型の素材であるPremiALシリーズの拡充を目指しています。同社は、世界中の人々のより良い暮らしを支えるため、先進的な製品を提供し続ける企業としての責任を果たしていくでしょう。今後の活動から目が離せません。
公式サイトやエコプロアワードについての詳細は、
こちらをご覧ください。