Fastly、新しいDeveloper Hubを発表
Fastlyが新たに導入したDeveloper Hubが、エッジ開発者にとってのゲームチェンジャーとなることが期待されています。このプラットフォームは、開発者が必要なリソースにすぐにアクセスできるよう設計されており、ナビゲーションの向上により効率的な作業環境を提供します。FastlyのPlatform Engineering ManagerであるRon Lipke氏は、こう述べています。「新しいDeveloper Hubは、開発者がただちにプロジェクトを進めるのに役立つ最高のリソースのひとつです」。
より良いユーザー体験のための設計
Developer Hubは、優れたユーザー体験を重視しており、関連するドキュメントやコードスニペット、さまざまなユースケースがすべて一元化されています。これにより、開発者は独自の設定例を考えることなく、既存のリソースを利用して直ちに作業を開始できるようになります。見つからない資料を探すために膨大な時間をかけるのではなく、プロジェクトの最適化や新しいアイデアの実現に向けた作業が優先されます。
Developer Hubの魅力
この新しいプラットフォームは、特に「検索性の高いドキュメント」と「テスト用サンドボックス」の2つの機能を大きな特徴としています。ドキュメントは常に更新されており、Varnish Configuration Language(VCL)やFastly APIのさまざまな機能についての詳細な情報が提供されています。また、Fastly Fiddleというサンドボックス環境を使って、本番環境を危険にさらすことなく設定をテストできることもありがたいポイントです。これにより、開発者は安全にコードを試行錯誤できます。
FastlyのCustomer Solutions担当SVPであるAdam Denenberg氏は「私たちの目標は、開発者が必要なツールを容易に見つけ出せる環境を整え、彼らの成功を支援することです」と語ります。彼はFastlyが提供するサービスを活用することで、エッジコンピューティングの可能性を活かしたビジネスが実現できると強調しました。
利用可能なリソース
Developer Hubでは、以下のようなリソースを段階的に提供し、開発者がエッジワークフローを最大限に活用できるよう支援しています。
- - ソリューションライブラリのパターンとレシピ: すぐにデプロイ可能なコードスニペットと実装ガイドが用意されており、基本的な手順を簡単に確認できます。
- - APIおよび言語のリファレンスと変更ログ: 堅牢なリファレンスドキュメントにより、Fastlyの機能の全貌が把握できます。
- - あらゆるレベルに対応したトレーニング: 入門コンテンツから中級者向けまで、順を追った学習を支援します。
- - 技術に関するブログ記事: Fastlyのエンジニアによる技術解説や業界トレンドに関する記事も掲載されています。
- - Fastly Fiddle: 開発者による安全な設定テストが可能なサンドボックスです。
未来に向けた展望
さらに、Developer Hubではまもなくサーバーレスコンピューティング環境であるCompute@Edgeの構築に必要なツールやリソースも追加される予定です。現在、Developer Hubからベータ版への参加が可能で、エッジを追求する開発者にとって新たなチャンスとなります。
Fastlyのエッジクラウドプラットフォームは、ユーザーが迅速かつ安全に情報やサービスにアクセスできるよう支援している企業です。国内外において、数多くの著名企業がそのサービスを利用しており、今後の展開にも注目が集まります。詳しくは
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