モバイル建築が賞受賞
2025-04-23 19:37:22

日本モバイル建築協会がレジリエンス大賞最優秀賞に輝く

日本モバイル建築協会が強靱化大賞で最優秀賞を受賞



一般社団法人日本モバイル建築協会が、第11回ジャパン・レジリエンス・アワードにおいて最優秀賞を獲得したことが発表されました。この賞は、災害に強い社会の実現に貢献するさまざまな取り組みを表彰するもので、同協会の活動が高く評価されました。

受賞の背景には、モバイル建築の持つ可搬性と多様性を生かした取り組みがあるといいます。日本モバイル建築協会は、災害時の住宅供給だけでなく、普段からの木造住宅の性能向上に向けた技術開発を進めています。具体的には、オープン化や工業化、オフサイト化など、さまざまな手法で建築の効率化と持続可能な社会の構築を目指しています。

特に注目されるのは、地方創生への寄与です。日本国内の多くの地域では、過疎化が進行し、住民が安心して暮らせる住宅が不足しています。日本モバイル建築協会は、これらの問題に対処するために、モバイル建築の技術と性能を活用した新しい住宅供給のモデルを提案しています。この新モデルは、地域の素材を使い、地産地消の観点からも支持を集めています。

また、協会は社会的備蓄の必要性にも着目し、可搬性の高い住宅を社会的資源として位置づけています。災害時に迅速に対応できる支援住宅の供給体制の構築を目指し、サプライチェーンの整備や製造技術の開発など、多角的なアプローチで取り組んでいます。

このような背景を持つ日本モバイル建築協会の活動は、木造建築が持つ可能性を再認識させるものです。新たな技術や手法を駆使し、革新的で持続可能な住宅産業を築く姿勢が、今回の受賞につながったと言えるでしょう。

受賞式では、日本モバイル建築協会の代表理事・長坂俊成氏が壇上に立ち、その活動の意義や今後の展望について語りました。

さらに、この取り組みの詳細は、2025年4月8日に発売される『新住宅産業論 仮設住宅が問いかける日本の「木造力」と「レジリエンス」』に詳述されています。この書籍では、仮設住宅の視点から木造建築の役割や災害時の社会的備蓄の在り方について、さらなる分析がなされています。

日本モバイル建築協会の今後の活動に注目が集まります。持続可能な社会の実現に向けて、モバイル建築の推進がどのように進化していくのか、その行方が期待されます。


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会社情報

会社名
一般社団法人日本モバイル建築協会
住所
東京都千代田区内神田2-12-1
電話番号

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