廃校を新たなデジタル拠点に
2026年3月3日、香川県綾川町に新しいデータセンターがオープンします。運営を担うのは、東京新宿に本社を構える株式会社ハイレゾ。彼らは、GPUクラウドサービス「GPUSOROBAN」を通じて、最新のAI技術を地域に根ざした形で提供します。このデータセンターは、2022年に廃校となった綾川町立綾上中学校を活用したもので、学校の体育館の下部分をデータセンターとして改装しています。元々は駐輪場や部活動のための練習場だったこのスペースが、デジタルインフラの重要な拠点となるのです。さらに、教室部分は地域の人々が交流するためのコミュニティスペースとしても使う計画です。
廃校を利活用したデータセンターの意義
ハイレゾはこれまでに、石川県、香川県、佐賀県など全国で計4カ所のデータセンターをオープンし、地方の廃校などの遊休施設を利活用してきました。特に、日本国内の経済成長を促進し、地方創生に寄与する「ワット・ビット連携」の政府方針とも連動しています。新しいデータセンターの開所によって、地域の特性を生かした環境負荷の軽減が実現し、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進することにもつながります。
データセンターの開所式と取材の呼びかけ
開所日には、関係者やメディアを招いた「綾川町データセンター開所式」が行われます。一部のメディアにおいては取材が可能で、取材申し込みについてはハイレゾ広報へお問い合わせが案内されています。ただし、一般の方は申し込みを控えるようお願いされています。
GPUSOROBANがもたらす未来
「GPUSOROBAN」は、高度な計算処理を要する画像生成AIや大規模言語モデル(LLM)向けに特化したGPUクラウドサービスです。このサービスは、最新のNVIDIA製の高性能GPUサーバーを低コストで提供し、これまでに2,000件以上の利用実績を誇ります。IT業界をはじめ、製造業や建設業、大学など多くの分野での導入が進んでおり、デジタル技術の普及を加速させています。
ハイレゾの今後の展望
株式会社ハイレゾは、2019年から石川県志賀町でデータセンターの運営を開始し、その後も香川県や佐賀県で新たな拠点を開設しています。2024年には香川県に中四国地方初のAI開発用GPUデータセンターを開設予定であり、これによりさらなる地域の技術革新を促す見込みです。また、2022年にはNVIDIAから「Best CSP Partner of the Year」を受賞しており、今後の発展が期待されています。
これからもハイレゾは、地方創生と生成AIの深化を推進し、持続可能な未来に向けた努めを続けていくことでしょう。