ダスキン、サステナビリティERP『booost Sustainability』を始動
株式会社ダスキンがサステナビリティ関連情報の管理を強化するため、Booost株式会社が提供するサステナビリティERP『booost Sustainability』を導入しました。このシステムは、ダスキンのグループ全体の約1,200拠点におけるサステナビリティ情報を効率的にマネジメントする役割を果たします。この取り組みにより、ダスキンは開示対応の高度化と企業価値の向上を図るとともに、サステナビリティトランスフォーメーション(SX)の推進にも力を入れていきます。
導入に至る背景
昨今、企業経営においてサステナビリティへの対応がますます重要視されています。特に、日本では2025年3月から有価証券報告書におけるサステナビリティ情報開示が義務化される見込みです。この動きに伴い、ダスキンはその施策を先取りする形で以前より行ってきた環境データの管理システムの見直しを進める必要性を感じていました。1999年から運用していた独自システム(社内全体インフラ)は長年の運用により老朽化が進んでたため、より効率的なシステムへの移行が求められていました。
導入の決定理由
ダスキンの品質保証・環境推進の代表である梁川雅生氏は、「booost Sustainability」の選定理由として、同システムが将来的なデータ収集の拡大や事業環境の変化に柔軟に対応できる設計であることを挙げています。また、ダスキンのフランチャイズビジネスの特性を最大限に活かし、多くの拠点を抱える大手の導入実績が信頼性を後押ししたとのことです。このような背景が、導入を決定する大きな要因となりました。
今後の取り組み
ダスキングループは今後、サステナビリティ関連のデータを効率的に管理し、Scope1・2・3を含む環境関連項目の精緻な算出ができる仕組みを整備していく予定です。「booost Sustainability」の機能を活用し、情報の開示効率化を図りつつ、 SX経営の実現に向けた継続的な支援を行っていくとのことです。
株式会社ダスキンの概要
ダスキンは1963年に設立され、清掃・衛生用品のレンタルや販売、フードサービスのフランチャイズ展開を手掛ける企業です。特に衛生的で快適な環境づくりを支援するサービスに注力しており、その数十年にわたる実績が業界内での信頼を築いています。
サステナビリティ2026問題への取り組み
企業のサステナビリティ情報の開示義務化に際して、ダスキンは「日本をSX先進国へ」プロジェクトを立ち上げ、日本企業全体が直面する「サステナビリティ2026問題」の解決に取り組む計画です。現場と経営層を結びつけ、サポート施策を展開していくことで、企業価値向上を図るというスローガンのもと、積極的に行動を起こしています。これにより、ダスキンは持続可能な成長と顧客満足度向上に向けて邁進していく所存です。
Booost株式会社について
Booost株式会社は「booost Sustainability」というシェアNo.1のサステナビリティERPを提供しており、企業のサステナビリティ関連のデータをリアルタイムで監視し、効率的な管理を実現するシステムを開発してきました。世界中で約2,000社に導入され、その信頼性が評価されています。
ダスキンのような先進的な企業がこのシステムを採用することで、今後のサステナビリティ活動がさらに加速し、業界全体に良い影響を与えることが期待されています。