カーボンニュートラル実現に向けた公開シンポジウムが北海道大学で開催

2024年9月10日(火)に、北海道大学札幌キャンパスにて公開シンポジウム『2050年カーボンニュートラルへの道』が開催されます。このシンポジウムは、公益社団法人化学工学会が主催し、国内のカーボンニュートラル推進に関する重要な議論の場となります。

化学工学会は80年以上にわたって、学術界と産業界を繋ぐ役割を果たしてきました。現在、世界的なカーボンニュートラルの実現が求められていますが、当会に所属する研究者や技術者はこの動きに対して積極的に関与しています。シンポジウムの目的は、地域に根ざしたソリューションを具体化するためのアイデアを共有し、各地域の取り組みを深めることです。

シンポジウムのプログラムには、幅広い専門家が登壇します。主催者である東京大学の辻佳子教授は、循環型産業への転換をテーマに講演を行います。また、経済産業省の西田光宏課長による招待講演「日本のGXの進め方について」も予定されており、政府の方針について直接聞くことができる貴重な機会です。

さらに、北海道大学の菊地隆司教授が地域のポテンシャルについて講演し、北海道の特性を生かしたカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを紹介します。野菜のメタン発酵に焦点を当てた酪農学園大学の石川志保准教授の講演もあり、地域資源を活かした循環型社会の構築についても議論が交わされます。

シンポジウムは参加費が無料で、一般公開されているため、カーボンニュートラルに関心のある方々の参加を歓迎します。オンライン参加も可能で、全国から幅広い参加者をお待ちしております。申し込みは、開催当日の午前中までに行う必要がありますので、早めの登録をお勧めします。

このシンポジウムに続いて、9月11日(水)から13日(金)まで、『化学工学会第55回秋季大会』も開催される予定です。大会の参加登録名簿には、化学工学に携わる多様な専門家が揃い充実したプログラムが用意されているため、こちらもあわせて参加を検討されることをお勧めします。

参加登録は、化学工学会の公式ウェブサイトから行えますので、ぜひチェックしてください。カーボンニュートラルの実現に向けた一歩を共に踏み出しましょう。