企業のSDGs推進をサポートする無料診断ツールの新登場

持続可能な開発目標、通称SDGsとは、2030年までに世界を変えるために制定された17の国際目標です。これらの目標は、環境、経済、社会の各領域における国際的な課題を解決することを目的としています。2015年に国連で開催されたサミットにおいて、193カ国が合意した重要なフレームワークとなっています。近年、SDGsは企業の活動においても重要視されており、特に2017年のダボス会議では、SDGsの達成が12兆ドルの経済価値を生む可能性があると報告され、ますます注目されています。

このたび、企業のSDGs推進をサポートするために、「SDGs推進活動診断」という無料ツールが提供開始されました。本ツールは、SDGs推進に関わる担当者や経営者が、自社のSDGs活動を評価できるよう設計されています。この診断では、5つの推進フェーズにおいて、全60項目の質問に「はい」か「いいえ」で回答するだけで、自社のSDGs推進活動を評価し、問題点を洗い出し、さらにはその解決策のヒントを得ることができます。

「SDGs推進活動診断」は、企業規模や上場の有無に関係なく、すべての企業に利用可能な汎用ツールです。具体的には、SDGs活動の進捗状況を把握し、次に取るべき施策や対策を具体化するのに役立ちます。また、調達先や取引先へのアンケートとして活用することで、自社だけでなく、取引先のSDGsへの取り組みも可視化することができます。

この診断ツールが開発される背景には、SDGsに取り組む企業が共通して抱える課題があります。「何から始めれば良いかわからない」「具体的な活動が不明」といった悩みを持つ方が多いため、基本的な活動は共通のものであるとして、セルフチェックの形で利用できるように設計されたのです。これにより、企業は時間をかけて検討するのではなく、より本質的な行動に集中できるようになることを目指しています。

「SDGs推進活動診断」の質問項目は、国際的なガイドラインや日本国内のSDGs経営に関する評価基準をもとに作成されており、日本の企業にとって実務に即した内容となっています。同診断は多くの企業と専門家の協力を得て制作されており、結果の信頼性を確保しています。

この診断を通じて、企業のSDGs活動が円滑に進められることを願ってやみません。利用方法は簡単で、専用ページにアクセスするだけで開始できます。ぜひ多くの企業にご活用いただき、SDGsの推進に向けた一歩を踏み出していただきたいです。このツールを使い、企業が持続可能な未来を築いていく手助けとなることを期待しています。

自社のSDGs活動を見直す手段として、「SDGs推進活動診断」をぜひご利用ください。診断ツールは以下のリンクからアクセスできます。

SDGs推進活動診断はこちら

また、診断ツールの使い方や詳細な説明が掲載されている紹介動画も用意されていますので、まずはそちらからご覧いただくのもおすすめです。

このように、「SDGs推進活動診断」はすべての企業にとって有用なツールであり、持続可能な社会の実現に貢献する一助となることを願っています。