岡山大学へのオシロスコープ寄贈が次世代技術者育成に貢献
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社(以下、R&Sジャパン)は、2023年5月13日、岡山大学の電子計算機研究会に最新モデルのオシロスコープ「R&S®RTM3004」を寄贈しました。この寄贈は、次世代の技術者育成を支援する一環として行われました。
電子計算機研究会の概要
岡山大学の電子計算機研究会では、「つくりたいものをつくる」というスローガンのもと、プログラミングや音楽制作、3Dプリンターを使った製作活動に取り組んでいます。これまで同研究会では、老朽化したオシロスコープを用いて無線通信機器の開発に取り組んでいました。しかし、特にUSB2.0を利用したデバイスの性能限界により、信号の観測に課題を抱えていました。R&Sジャパンは、こうした背景を踏まえて、学びの環境を改善するために寄贈を決定しました。
寄贈式の模様
岡山大学での寄贈式は、和やかな雰囲気の中で行われ、R&Sジャパンの代表取締役社長、齋藤直士氏が電子計算機研究会の顧問、岡山聖彦准教授に寄贈目録を手渡しました。柴田晴さん、同研究会の部長からは感謝状が申し上げられるなど、お互いに感謝の意を表しました。
教育への寄付の重要性
近年では、AI、通信技術、半導体、自動車、宇宙・防衛など、さまざまな分野で電子計測技術の理解が求められています。経済産業省の発表によると、理系人材が国内で約120万人不足する可能性があり、こうした中での教育機関への寄贈は重要な意義を持ちます。R&Sジャパンでは、このような課題を受けて、教育機関への測定機器寄贈やインターンシップの実施を通じて、若手技術者の育成に尽力しています。
学生たちの反応
柴田晴さんは、オシロスコープが部室に到着した際、部員全員が興奮したと振り返ります。「今までは自作の機器で問題が生じても原因がわからないことが多かったですが、寄贈いただいたオシロスコープで波形を確認することで、その原因が見えてきました。今後も新たな研究やモノづくりに活用していきたいです。」と彼は述べました。
R&Sジャパンのコメント
齋藤直士社長は、「我々は電子計測技術を通じて、研究開発やモノづくりをサポートしています。学生たちがこのオシロスコープを通じて面白い実験やモノづくりを長く楽しんでほしいと思っています。また、物理層における基本知識の大切さは変わらないため、測定器を使いながら基礎を固め、将来素晴らしいエンジニアとして羽ばたいてほしいと願っています」と語りました。
オシロスコープ「R&S®RTM3004」の主な特長
- - 帯域幅: 100 MHz~1 GHz
- - サンプリングレート: 最大5 Gサンプル/秒
- - メモリ長: 最大80 Mサンプル
- - ADC分解能: 10 ビット
- - ディスプレイ: 10.1 インチ静電容量式タッチスクリーン
この寄贈により、岡山大学電子計算機研究会が新たな技術開発の道を切り拓くことが期待されています。R&Sジャパンの取り組みは、今後も引き続き多くの学生たちに影響を与え、次世代技術者育成の一助となることでしょう。
会社概要
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社は、ドイツ・ミュンヘンに本社を置くローデ・シュワルツ社の完全子会社です。2003年に設立され、電子計測、ネットワークおよびサイバーセキュリティなどの分野で、日本国内での製品販売やサービスを行っています。
製品に関するさらなる情報は、公式ウェブサイトでご確認いただけます。