建設現場の暑熱対策
2025-07-01 12:39:06

暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を活用した建設現場での革新的アプローチ

暑熱対策AIカメラ『カオカラ』による革新的な建設現場の安全対策



概要



近年、地球温暖化やヒートアイランド現象による気温の上昇が問題視されています。特に建設現場では、高温により作業員の健康が脅かされるリスクが増加しています。そのため、労働安全対策として、ポーラメディカルと安藤ハザマは、暑熱対策AIカメラ『カオカラ』を用いた新たなアプローチを発表しました。両社は、この技術を活用し、国内外の建設現場での実証試験を推進しています。

海外での実証試験



『カオカラ』は、海外のラオスとネパールの建設現場での実証試験が計画されています。これらの地域の気候は高温多湿や高地のため、日本国内の基準とは異なるため、国際的に通用する技術の検証が求められます。『カオカラ』は、約40万件の顔画像を基にした判定アルゴリズムにより、作業員の体調を的確に分析し、タイムリーな情報を提供します。

このカメラは、肌色や顔立ちの多様性を考慮した判定機能を持ち、特に多国籍な作業環境での適用性が期待されています。実際の建設現場での運用が進むことで、国際的な課題である暑熱対策の新たな基準を築くことを目指しています。

国内建設現場との連携



国内では、安藤ハザマの『direct』というビジネスチャットツールを介して、高リスクの暑熱状態にある作業員への迅速な対応が可能になります。『カオカラ』で「オレンジ」や「赤」と判定された際に、自動的に『direct』に通知が送信され、管理者やチームメンバーがリアルタイムで情報を共有できます。このシステムは、作業員の体調の変化を即座に把握できるため、より迅速に水分補給や休憩が指示されることが期待されます。

この新しい連携機能によって、チーム全体での情報共有が促進され、メンバー全員が暑熱に対する対策を講じるための意識を高めることができるのです。

今後の展望



今回の取り組みによって、暑熱環境での対応能力をさらに向上させるとともに、熱中症ゼロの実現を目指します。得られた知見をもとに、さらなる機能改善や多業種への展開を進めていく計画です。また、AIの精度向上やさまざまな業務アプリとの連携も視野に入れ、建設現場だけでなく、広範な業界における安全対策の革新を目指します。

結論



ポーラメディカルと安藤ハザマによる暑熱対策AIカメラ『カオカラ』の導入は、次世代の建設現場における安全性向上の一大プロジェクトとなります。これにより、多様な状況に対応しながら、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。今後も、両社の取り組みに注目が集まることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社ポーラメディカル
住所
東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル
電話番号
03-3563-5517

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