2025京都賞受賞者発表
2025-06-20 15:29:38

2025京都賞受賞者に科学界の巨星たちが軒を連ねる

2025年京都賞受賞者発表


公益財団法人稲盛財団が発表した第40回京都賞の受賞者は、各分野で傑出した業績を残してきた、3名の研究者たちで決定しました。この国際賞は、科学や人類の精神的進展に寄与した功績を称えるもので、今後の研究・学問に大きな影響を与えることでしょう。

受賞者紹介


今回の受賞者は以下の3名です:

甘利俊一(先端技術部門)


帝京大学特任教授であり、理化学研究所の栄誉研究員でもある甘利俊一氏は、人工知能の理論的基盤を進展させる重要な研究を行ってきました。特に、情報幾何学の確立に貢献し、人工ニューラルネットワークの発展に寄与した研究内容は、他の科学や技術分野にまで影響を与えています。

アジム・スラーニ(基礎科学部門)


ケンブリッジ大学ガードン研究所の研究ディレクターであるアジム・スラーニ氏は、哺乳類の発生過程におけるゲノムインプリンティングという新たな概念を発見しました。この研究は、母親と父親の遺伝子の特異的な役割を解明し、生命科学の基礎的な知見に新たな視点を加えました。

キャロル・ギリガン(思想・芸術部門)


ニューヨーク大学のユニバーシティ・プロフェッサーであるキャロル・ギリガン氏は、伝統的な心理学理論の限界を指摘し、「ケアの倫理」を強調する新しい学問的視座を提供しました。彼女の研究は、倫理学や社会学において女性の視点を重視する重要性を再確立しようとするものです。

授賞式の開催


授賞式は、2025年11月10日に国立京都国際会館で行われ、各受賞者にはディプロマやメダル、さらに賞金1億円が贈られます。このイベントは、受賞者の卓越した業績を紹介し、今後の研究や社会への貢献について考える貴重な場となることでしょう。

まとめ


世界の各地から集まる研究者たちが、京都賞のステージでその業績を称えられることは、彼らの努力だけでなく、今後の人類社会にとって大きな意義を持つことは間違いありません。京都賞がもたらす影響は、科学だけに留まらず、私たちの倫理観や社会のあり方にも深い変化を促すでしょう。受賞者たちの更なる活躍に期待が寄せられています。


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