株主総会アクセシビリティ支援サービスの開始について
当社は、このたび株主向けに特化した「株主総会アクセシビリティ支援サービス」を提供開始しました。この取り組みの目指すところは、多様な株主が安心して参加できる環境の提供です。特に、障害を有する方や高齢者など、様々なバックグラウンドを持つ株主に対して、しっかりとした配慮を行うことが求められています。
背景とが目指す方向性
昨今、バリアフリー社会の構築が進む中、2024年4月に改正された障害者差別解消法が施行されます。この法律により、民間企業は障害者に対して「合理的な配慮」を義務付けられますが、実際の運用には多くの課題があります。企業によっては、リソースの限界で、どのように配慮を行うかが模索されているのが現状です。
このような背景の中、当社は、昨年、株式会社ミライロとの共同開発により、株主総会担当者が人による柔軟な対応が可能になる「ユニバーサルマナー検定(株主総会)」を導入しました。今回のサービスでは、ハード面の充実も図り、トータルでのアクセシビリティ支援を実現します。
サービスの特徴
障害者の視点を重視したサービス設計
このサービスは、障害経験者からのヒアリングを基に、実際の「困りごと」を解決するための設計となっています。具体的には、以下のような支援を提供します。
- - 字幕表示サービス: 事業報告や質疑応答をリアルタイムで字幕化し、聴覚障害者や高齢者が情報を得やすくします。
- - 手話通訳サービス: 手話通訳者が同席することで、複雑な内容でもスムーズな情報交換が可能になります。
- - 遠隔手話通訳サービス: 通訳者の配置が難しい場合でも、インターネットを介して情報保障が行えます。
- - ユニバーサルマナー検定: 総会担当者が必要な知識とマインドを学ぶことで、参加するすべての方に配慮した運営が可能となります。
招集通知の利便性向上
株主総会に先立ち、企業が発行する招集通知には、一般的なPDF形式ではなく、HTML化した形式で提供します。この形式を採用することで、スクリーンリーダーを用いる方々にとっても情報が伝わりやすく、全ての株主に対する配慮を実現します。また、企業が行っている配慮事項を冊子やWEB上で一元的に開示することにより、情報の透明性が向上します。
企業の理念と今後の展望
当社はこのサービスを通じて、株主や企業にとって「みんなにやさしい総会」を実現し、さらには企業のレピュテーション向上にも寄与していきたいと考えています。私たちの目標は、株主がどのような背景を持っていても安心して議論し、意思表示ができる環境を構築することであり、インクルーシブな社会を目指して邁進していきます。
興味のある方は、ぜひ以下の連絡先までお問い合わせください。
【お問合せ先】
株式会社プロネクサスソリューション事業部 久保杉・藤田
Tel:03-5777-3601
【プロネクサスについて】
本社:東京都港区海岸一丁目2番20号 汐留ビルディング5階
設立:1947年5月1日
代表者:上野 剛史
資本金:3,058百万円
主な事業内容:企業のディスクロージャー・IR支援
証券コード:7893 (東証プライム)
URL:
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