江戸城の生活に迫る特別展示
東京都立中央図書館では、2024年10月26日から11月10日までの期間、特別企画展示「江戸城で暮らす ―中奥・大奥―」が開催されます。この展示は、東京文化財ウィーク2024の参加企画であり、東京都江戸東京博物館との共催によるものです。江戸時代の将軍や大奥の生活に焦点を当てた内容となっており、重要文化財の図面や浮世絵などを通じて、その時代の生活を理解することができます。
展示の概要
展示は2つの会場に分かれており、第一会場では江戸城本丸や将軍の住居、中奥、大奥について紹介されます。入場は無料で、訪問者はその貴重な資料を通じて江戸城の生活に触れることができます。特に、将軍の日常生活や大奥の不思議な世界をのぞき見る貴重な機会となることでしょう。
第一会場の展示内容
- - 第1章:江戸城本丸 では、本丸御殿の内部構造を紹介します。ここでは、江戸城で行われていた公式行事を描いた浮世絵「千代田之御表」など、歴史的な資料を見ることができます。
- - 第2章:将軍の住まいと暮らし 中奥 では、将軍の生活空間である「御座間」の建築図面や、限られた人間しか知らない「御用之間」の図面を展示。さらに、将軍の生活のタイムスケジュールについても紹介される予定です。
- - 第3章:御台所たちの住まいと暮らし 大奥 では、大奥の建築図面や、御台所の生活を描いた浮世絵などが見られます。ここでは、奥女中の生活を知るための双六も展示予定です。
アンケート特典
訪問者はアンケートに回答することで、オリジナルノベルティとして『徳川十五代将軍印譜集』を使用したメモ帳がもらえるという特典も用意されています。
第二会場の特徴
第二会場では、「えどはく移動博物館」が登場し、江戸東京博物館が大規模な改修工事にともない休館している間の出張展示をおこないます。こちらでは江戸の暮らしや文化をパネルや模型、複製資料などでご紹介する予定です。
アクセス情報
会場は、東京都立中央図書館の企画展示室(第一会場)および多目的ホール(第二会場)で行われます。場所は東京都港区南麻布5-7-13にあり、最寄り駅は東京メトロ日比谷線の広尾駅から徒歩8分。バスやコミュニティバスの利用も可能で、それぞれの停留所からも近い位置にあります。
この特別展示は、江戸時代の歴史を手軽に学ぶ素晴らしい機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。詳細情報に関しては、東京都立中央図書館の公式ホームページをチェックしてみましょう。電話でのお問い合わせも受け付けています。