フィリピン・マンダルヨン、新たな住宅プロジェクトが着工
2025年6月、フィリピンのマンダルヨン地域で、野村不動産株式会社が参画する大型住宅開発プロジェクト「SORA Tower at the Observatory」の着工が行われました。このプロジェクトは、フィリピンの大手デベロッパー、Federal Landと共同で設立された合弁会社FNGによるものです。
大規模複合開発の概要
本プロジェクトは、約4.5ヘクタールの敷地に、8棟、総戸数4,300戸を計画しています。最高48階の高層建築群となるSORAタワーは、その最初の住宅棟です。土地の前にはパシグ川が流れ、周囲に高い建物がないため、BGCエリアの美しい景観を楽しむことができます。
先進的な居住プラン
「SORA Tower」では、生活利便性が重視されており、商業施設への直接アクセスが可能です。また、南向きの住戸はBGCエリアの高層ビル群の眺望を楽しめる設計がされています。居住空間には、コワーキングスペースやリラクゼーションスペース、ペット用の公園なども併設されており、ワークスタイルに合わせた多様なプランが用意されています。
初期販売期には、約4割が日本人購入者によって購入され、多くの関心を集めています。顧客からは、フィリピン経済の展望やこの地域の将来的な発展に対する期待が語られています。
モデルルームと販売活動の開始
FNGは、現在BGCにあるショールームに加え、このプロジェクト現地に新しいモデルルームと商業施設を併設した大規模なショールームをオープンしました。このショールームからは、BGCエリアの景観が一望でき、顧客に向けて多彩な展示が行われています。今後、屋外イベントなども企画し、多くの人々に訪れてもらう機会を増やす計画です。
マンダルヨン地域の魅力
マンダルヨンは、メトロマニラの中心部にあり、BGCやマカティ、オルティガスなどの主要都市エリアに囲まれた利便性の高い地域です。主要幹線道路EDSAから近く、BGCオルティガスリンクブリッジの開通によりアクセスも便利になっています。特に若い世代に人気のある地域で、職住近接を求めるニーズに対応した点も評価されています。
今後の展開
FNGは、「The Observatory」プロジェクト以外にも、カビテやパサイ、セブエリアでの複合開発を計画中です。これからも地域のお客様にとって魅力的な住環境を提供できるよう、革新的な開発を進めていく見込みです。
まとめ
今回のプロジェクトは、フィリピンの日常生活をより豊かにするため、野村不動産グループが目指す新しい居住スタイルの一環として位置付けられています。今後の進展が期待されるこのプロジェクトが、フィリピンにおける新たな住宅スタンダードを築くことになるでしょう。