ダブルディグリー提携
2025-10-27 12:06:33
岡山理科大学と台湾明新科技大学がダブルディグリーで提携を締結
岡山理科大学と明新科技大学の新たな提携
2023年10月23日、岡山理科大学(以下、理大)と台湾の明新科技大学(以下、明新大)は、ダブルディグリー・プログラムを実施するための覚書を履行しました。両大学は、教育と研究の連携を通じて、半導体分野における人材育成を強化することを目指しています。
調印式の内容
この歴史的な調印式は、岡山キャンパスの加計学園創立50周年記念館で執り行われました。出席者には、理大の平野博之学長、加計学園の加計役理事長、明新大の呂明峯学長などが名を連ねました。
調印式では理大工学部電気電子システム学科の笠展幸教授が、明新大が世界初の半導体学部を有し、最先端の半導体製造設備で実践的な教育を提供していることを説明しました。これにより、理大に入学した学生が半導体に関する専門知識を学べるようになります。
ダブルディグリー・プログラムの意義
ダブルディグリー・プログラムを通じて、学生は理大でまず半導体に関する知識や必要な語学を学んだ後、明新大での留学を経験します。このプログラムを修了した学生は、両大学からの学位を取得することが可能になり、岡山および台湾の半導体企業において活躍することが期待されています。
平野学長は、「このプログラムにより、学生は世界基準の専門知識を習得し、グローバルに通用する人材として育成されることを望んでいます」と述べました。
産学官の連携
呂学長は台湾の半導体産業について言及し、「台湾は半導体製造の国として知られており、明新大は少子化にもかかわらず学生数を増加させています。岡山理科大学と共に人材育成を進めていくことに大きな期待を持っています」と強調しました。彼の言葉からは、両大学が新たな人材を育成していく意欲的な姿勢が伺えます。
加計理事長も、今後の教育拠点の設立を通じて、自治体や企業との連携を深め、「岡山が半導体企業の拠点として発展することを望みます」と締めくくりました。
地域と企業の参加
調印式には、台湾の「新竹サイエンスパーク」に所在する半導体企業を含む、多くの関係者も参加しました。これにより、半導体産業における人材育成への関心が一層高まりました。
式典の後、理大でのレセプションが行われ、参加者同士の名刺交換を通じて和やかな交流が誕生しました。これにより、岡山と台湾の連携を一層強化する良い機会となりました。
未来への展望
明新科技大学は、新竹サイエンスパークに隣接し、2021年に台湾初の半導体学部を創設しました。以来、先進的な半導体教育に力を注ぎ、業界大手企業に多くの人材を輩出しています。
理大の平野学長は、「岡山が半導体産業の国際的な中心地となることを切に願っています」と話し、両大学の連携が果たす役割の重要性を再確認しました。今後の教育プログラムの展開に期待が高まります。
会社情報
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学校法人加計学園
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