ポニーキャニオンの社内イベントでAI姿勢分析が活躍

ポニーキャニオンの新たな試み

音楽や映像コンテンツを扱う総合エンターテインメント企業、株式会社ポニーキャニオンが2023年に「健康経営優良法人」として認定されたことをご存じでしょうか。これに伴い、社員の健康向上を目的に様々な施策が実施されています。その一環として、株式会社Sapeetが提供するAI姿勢分析システム「カルティシセイカルテ」が参加した社内ウォーキングイベント「歩こうフェス2025」が開催されました。本イベントは、健康意識を高めながら社内コミュニケーションを促進することを目的としています。

健康経営への取り組み

ポニーキャニオンでは、日々の業務に忙殺される社員の健康を考え、ヘルスケアに力を入れています。コロナ禍によるテレワークの影響で、肩こりや頭痛を感じる社員が増えたこともあり、姿勢や歩行への意識が特に求められるようになりました。そこで、定期健康診断にシセイカルテが導入され、社員一人ひとりの姿勢を可視化し、健康支援を行っています。

今後、歩こうフェスでは、単に歩数をカウントするだけでなく、歩行の質にも焦点を当てています。参加者は、自分の姿勢のデータを事前に受け取り、その結果をもとにイベントに参加することで、より深い気づきを得ることができます。

AI姿勢分析の活用

シセイカルテは、社員のデータをイベント前に送付し、参加者に自身の姿勢に対する意識を促しました。また、希望者には歩行分析も行い、歩き方のクセやバランスを可視化しました。これにより、ただの運動イベントを超え、メンバーの健康意識の向上に役立ちました。特に、忙しい制作現場で働く社員にとって、姿勢改善は業務パフォーマンスにも直結します。

参加者の声

ポニーキャニオン人事総務本部の中村均様や江本真菜様は、このイベントが過去最高の参加者数を記録したことについて、告知体制の強化が寄与したと述べています。「自分の姿勢や歩き方を意識することで、イベントがより意味のあるものになった」という参加者の声もあり、社員たちは健康意識の重要性を再認識しました。

未来の展開

Sapeetは、この成功を受けて、健康経営分野でのシセイカルテの活用をさらに広げることを目指しています。身体の可視化や解析を通じて、社員の健康意識向上を続けることが企業の成長にも繋がります。また、今後は社内のアーティストルームにシセイカルテを設置し、来社者にも健康を気軽に意識してもらえるような環境を整える予定です。

シセイカルテは、簡単な操作で姿勢を分析し、客観的な数値を提供します。このシステムは、健康経営やカウンセリングの現場での活用が広がり、これからも多くの企業にとっての有効な施策となるでしょう。