BIM化による構造図作成の成功事例
応用技術株式会社(以下、応用技術)は、株式会社あい設計の金沢支社での構造図作成におけるBIM化の取り組みを公開しました。この取り組みは、Autodesk Revitを利用する中での作業効率を大幅に向上させるためのもので、同社のアドインツール「BooT.one」を駆使しています。
あい設計の取り組み
あい設計は構造設計に特化した総合設計事務所で、大型プロジェクトを多数取り扱っています。そのため、従来の手法によって発生する繰り返し作業やヒューマンエラーの確率を減少させるために、BooT.oneを導入しました。
この事例記事では、あい設計の金沢支社がどのようにして構造図作成の100%をBIMで実現し、設計のクオリティを向上させたのか、そのプロセスを詳しく解説しています。
BooT.oneの利点
「BooT.one」を活用することで、以下のような効果が得られました:
1. 作業効率の一回のクリックで大幅短縮
屋根面積約10,000㎡にわたる大型物件では、構造に必要な水平ブレース1,500本を配置する作業が、従来の手法では1時間以上かかっていました。しかし、「BooT.one」を使うことで、この配置作業は数秒以内に完了できるようになりました。この大幅な工数削減により、プロジェクト全体の効率が向上したのです。
2. 品質向上の実現
従来の手法では、構造計算とCADオペレーションの情報がバラバラであったため、修正漏れや手戻りが発生しやすいものでした。しかし、BIMモデルと計算モデルを連携させることで、情報の一元化が実現されました。このプロセスにより、設計品質が確実に向上し、削減できた時間を検証とチェックに充てることで、さらに高いクオリティを実現しました。
3. ユーザーからのフィードバックを直接反映
あい設計は、「リクエストボード」機能を通じて、ユーザーからの直のフィードバックを受け付けていました。この掲示板を利用することで、実際の業務で求められる改善点が施され、使用する側のニーズに即したツールが実現されたのです。
4. コミュニケーションの円滑化
BIMモデルを「共通言語」として使用することで、設計や施工に関わる各担当者とのコミュニケーションがスムーズに行われ、干渉の発生を防ぐ効果も見られました。これにより、プロジェクト全体の推進力が向上したと言えるでしょう。
まとめ
応用技術が提供する「BooT.one」は、あい設計の構造図作成において作業の効率化及び品質向上に寄与し、大型物件のプロジェクト運営においてもその影響を大きくしています。今後もこのような革新的なツールが広がり、多くの企業の課題解決に寄与することが期待されます。
会社情報
応用技術株式会社は1984年に設立され、ものづくり支援を中心にBIM/CIM、GISのソリューションサービスや防災・環境分野に特化したエンジニアリングサービスを提供しています。BIM分野では「BooT.one」の開発や販売を通じて、クライアントの様々なニーズに応えるサービスを展開しています。