商船三井、JERA向けに新造LNG船の長期契約を締結

商船三井が新造LNG船をJERA向けに契約

株式会社商船三井（社長：橋本剛）は、株式会社JERAが出資する運航管理会社と新造LNG船1隻について長期定期用船契約を締結したことを発表しました。

この契約は、商船三井がJERA向けに締結したLNG船の契約としては8隻目となります。商船三井はこれまでに、JERA向けに7隻のLNG船契約を結んでおり、今回の契約を通じてさらに信頼を深めています。

この新造LNG船は、韓国のSAMSUNG HEAVY INDUSTRIES CO., LTD.が手がけたコジェ造船所で建造され、2026年の竣工を予定しています。当社が管理を行い、JERA向けのLNG輸送を担当します。

商船三井は、近年ますます重要視されている低炭素エネルギーとしてのLNGの供給安定化に貢献することを目指しています。この取り組みは、その後、商船三井グループの「環境ビジョン2.2」にも沿った形で進行しており、2050年のネットゼロ・エミッション達成を見据えています。

経営計画「BLUE ACTION 2035」について

当社は、世界トップクラスの規模を誇るLNG船隊を有し、長期定期用船契約の拡大を「BLUE ACTION 2035」という経営計画における基盤事業として位置づけています。この計画には、安定収益型事業の積み上げを実現するための戦略が盛り込まれ、持続可能な未来の創造に向けた明確な目標が設定されています。

商船三井は、LNGが持つ環境への低影響を最大限に活かし、GHG排出の削減に寄与する物流の実現を図っていきます。この取り組みは、単なるエネルギー供給以上の意味があり、世界的な環境問題に対して社会全体で取り組む姿勢を示しています。

社会インフラ企業への発展

商船三井は、これまでの豊かな経験と専門性を生かし、海運だけでなく、さまざまな社会インフラ事業や技術、サービスの展開にも努めています。この展望は、持続可能な成長を遂げるだけでなく、顧客の多様なニーズに応じた価値を創出することにもつながっています。

グローバルな社会インフラ企業として発展していく商船三井は、青い海から人々の生活を支え、豊かな未来を築く一翼を担っていくことでしょう。これによって、全てのステークホルダーにとって新たな価値を届けることを目指しています。

今後も商船三井の取り組みに注目が集まることでしょう。