e-mobilogが自治体向け実証開始
2024-06-25 16:52:59

EVシフト支援「e-mobilog」が自治体向け運用実証試験パッケージ提供開始!CO2排出量可視化機能も搭載

ゼンリンデータコムとAMANEは、電気自動車(EV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)のデータ管理システム「e-mobilog」を活用した自治体向けの運用実証支援パッケージの提供を開始しました。

このパッケージは、自治体が抱える「EV車両を導入したが具体的にどのように活用すれば良いか分からない」といった課題に対して、e-mobilogを活用したクイックな実証を通じ、EV運用における車両データ活用の可能性を迅速に検証することを目的としています。

さらにe-mobilogには、CO2の排出量を可視化する機能と、外部システムとの連携が可能なAPI機能が新たに搭載されました。

自治体向けe-mobilog運用実証支援パッケージの詳細



このパッケージは、3ヶ月間の期間で、EVデータの取得のための実証環境・体制の構築、データ取得・分析、実証結果のとりまとめを実施します。

パッケージの内容

企画・準備: 実証企画のすり合わせ、システム・端末の準備
実証実施: 後付け端末を用いた車両データ取得、実運用による課題解決策の検証
結果検証: 実証結果・運用課題のとりまとめ、結果に基づく示唆の検討

想定される課題と解決策

公用車の運用費(電気料金)の削減: 充電時間の最適化、充電スポットの効率的な活用
充電のタイミング調整によるピークコントロール: 電力需要のピークを平準化し、安定供給に貢献
充電残量の可視化: 充電状況をリアルタイムで把握し、充電切れによるトラブルを防ぐ
* CO2排出量削減効果の検証: EV導入によるCO2削減効果を定量的に評価

CO2排出量可視化機能



e-mobilogに新たに搭載されたCO2排出量可視化機能は、EV車両導入前後のCO2排出量を比較することができます。カーボンニュートラル実現に向け、企業は自社で排出したCO2の算出や開示が求められており、特にプライム市場上場会社ではTCFD提言に沿った開示が実質的に義務化されています。

外部システムとの連携API



e-mobilog内に蓄積されたデータを外部システムに連携するためのAPIが新たに搭載されました。このAPIにより、他システムとのシームレスなデータ連携が可能となり、より効率的なデータ活用が実現します。新たなサービス展開にも貢献することが期待されます。

展示紹介



本サービスは、6月26日(水)から6月28日(金)まで東京ビッグサイトで開催される「スマートシティ推進EXPO」ゼンリンデータコムブースにて展示紹介されます。
ゼンリンデータコムとAMANEが共同で提供を開始した自治体向け運用実証試験パッケージは、EV導入を検討している自治体にとって非常に有益なサービスと言えるでしょう。

特に、e-mobilogが持つデータ分析機能は、EV導入後の運用における課題発見や効率化に役立ちます。充電時間の最適化や充電スポットの効率的な活用など、様々な課題解決策をデータに基づいて検討することが可能です。

また、CO2排出量可視化機能は、カーボンニュートラル実現に向けて重要な役割を果たします。EV導入によるCO2削減効果を定量的に評価することで、自治体の環境負荷低減への貢献度を明確化することができます。

さらに、外部システムとの連携APIは、e-mobilogで取得したデータを他のシステムと連携させることで、より高度なデータ分析やサービス開発を可能にします。

本サービスは、自治体のEV導入を促進し、持続可能な社会の実現に貢献する可能性を秘めています。今後、多くの自治体が本サービスを活用し、EVの利活用を進めていくことを期待しています。

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