『牛乳石鹸お風呂川柳2025』大賞受賞作品とその魅力を探る

『牛乳石鹸お風呂川柳2025』大賞発表！

2025年9月から10月にかけて開催された『牛乳石鹸お風呂川柳2025』の結果が発表されました。今年も多数の応募が集まり、約5,000句から選ばれた名句が公開されています。特選の句は、イラストレーターの山田全自動さんが描いた美しいイラストとともに紹介されています。

概要

牛乳石鹸共進社株式会社（本社：大阪府大阪市）は、日本の「お風呂文化」を盛り上げるため、様々なイベントを展開しています。その一環として始まったお風呂川柳は、2011年に社内企画としてスタート。今年で第6回目の募集となったこのイベントが、一般公開されるようになったのは2020年から。お風呂好きの人々とともに、その魅力を広めるために行われてきました。

大賞作品紹介

今年の大賞に輝いたのは、内田智津子さんの「名も知らず住所も知らぬ風呂仲間」という句です。この句は、銭湯で出会うたくさんの顔見知りの中で、お互いの名前や住まいを知らないまま、それでも心の通い合う関係を描いています。お風呂という特別な場所が生み出す人とのつながりの温かさが、素直に表現されています。

テーマ賞

さらに、テーマ賞も四つ選ばれ、それぞれの句が持つユニークな視点と魅力があります。

- 笑顔になるで賞：いっしいさんの「風呂おけをかぶった君は王子様」は、愛する子どもとの楽しいお風呂タイムを描写。風呂桶をかぶった姿が、まるで王子のようです。
- 温まるで賞：えこさんの「家着くとお湯が沸いてた母の愛」では、母の温かな思いが詰まったお風呂が登場。疲れた体をやさしく癒やしてくれる時の情景が浮かび上がります。
- トホホで賞：きょうこさんの「パパ私いっしょのお風呂卒業です」は、成長を迎えた娘との心情を描く。いつまでも続くかと思っていた親子の絆にほろ苦さが漂います。
- 整うで賞：斉藤圭祐さんの「もういいや悩み溶けて行く風呂タイム」は、温かな湯に浸かりながら悩みを解放する様子が生き生きと表現されています。