透明な未来を描くサーフボード『Sea Through』
2025年7月1日、株式会社ラフティは再生PETを使用した革新的な透明サーフボード『Sea Through』の発売を予定しています。このサーフボードは、廃棄されたペットボトル約40本から製造され、私たちの足元から海の美しさとそこに漂うプラスチックの現実を直接感じさせるものです。
海の透明な視覚化
このサーフボードの最大の特徴は、その透明性にあります。立ち上がった瞬間、サーフィンをしながら海を透かすことで、海洋に広がるプラスチックごみが目の前に現れます。その映像は私たちに「守りたい」という感情を喚起させるものです。海洋プラスチック問題が、単なる報告やニュースではなく、私たちの現実として目の前にあることを実感させられます。
真のデジタルトランスフォーメーション
このプロジェクトを実現するために、代表の奥村哲次氏は全てのシステムを一手で設計・実装しました。販売サイトや決済フローはもちろん、納期管理や自動メール送信まで、すべてを自分で手掛けることで、思想と実装が一致した事業を創り出しました。このような取り組みは、単なる効率化やコスト削減を超え、真の意味でのデジタルトランスフォーメーションの実現といえます。
共感の連鎖を目指して
『Sea Through』は、広告を通じて消費を煽るのではなく、購入者が自らアンバサダーとなり、共感の輪を広げることを目指しています。プロダクトを通じて得られる体験が、個々人の心に響き、その思いが次の行動へとつながります。これこそが未来の価値の創造であり、人々を動かす原動力なのです。
透明な体験の提案
『Sea Through』が提供するのは、ただの製品ではなく、海洋問題を「自分ごと」として捉える旅です。この透明なボードを使うことによって、多くの人が無関心であった問題に目を向け、自らの行動を変えるきっかけを得られることを期待しています。美しい海の底やその上に浮かぶプラスチックの破片を目にすることで、私たちは心からの感動を感じ、その感情が行動につながるのです。
未来への道筋
『Sea Through』の展望は、2025年の日本国内販売にとどまりません。5年間の研究と試行を経て、今後は海外展開も視野に入れており、インドネシアでの生産計画なども進行中です。このプロジェクトは、環境保護を考慮した循環経済に移行するための第一歩といえるでしょう。
結びに
『Sea Through』は、未来の社会を変える力を持つと思います。これを通じて、多くの人々が環境問題に関心を持ち、行動を起こすことができる社会を目指します。今、この挑戦に参加することで、強い意志を持ち続けることが、次の透明な景色を生み出す力になるのです。あなたの選択が、地球と市民社会の未来に影響を与える第一歩です。