静岡木工がバンコク日本博に出展!
静岡県吉田町を拠点とする株式会社静岡木工は、2025年8月29日から31日までタイ・バンコクで行われる「バンコク日本博2025」に出展することが決まりました。この展示会は、タイ国内で最大規模の日本関連イベントであり、11万人以上の来場者を見込んでいます。
出展ブース番号は「S28」で、皆さんに日本の伝統文化を体験していただける特別な機会を創出します。静岡木工は、昨年10月に建設を手掛けた「シラチャ小國神社」に関わった経緯から、今後も日本文化の発信に努めていく所存です。
日本文化と工芸品の魅力
今回の展示では、静岡木工が誇る伝統的な神棚や神具を中心にした作品を紹介します。特に、神棚は日本の家庭において祈りの場を作る重要なアイテムであり、日本の美意識が色濃く反映されています。そのため、作品一つひとつには、日本の伝統と職人の技が息づいています。
展示内容には、特に注目すべきポイントがあります。まず、一つ目は『神棚×雛飾り』です。この作品では、桃の節句に使われる雛人形の屏風を利用し、神棚と調和させた実にユニークな佇まいを見せます。日本の文化を強調したデザインで「和」の美しさが感じられる逸品です。
また、桧製の『宝くじ受け』も注目を引いています。このアイテムは、タイのロッタリー文化とも相性が良く、幸運を期待する象徴的な存在です。宝くじを安全に保管できるスペースを提供し、毎日の期待を楽しむことで、心がウキウキします。
神社のシンボル『鳥居』
神社の入口に立つ『鳥居』も展示の一部です。このミニチュア版は、縁起の良い形をそのままに仕立て上げられたもので、インテリアとしても大変人気があります。家の内外をほっこりさせるアイテムとして、多くの人に愛されています。
大切なものを置く『三宝』
最後に紹介するのは、伝統的なお供え物を乗せるための『三宝』。果物やお米などを乗せて感謝の気持ちを表すだけでなく、海外では小物やアクセサリーのディスプレイとしても重宝されるアイテムです。
静岡木工の目指す未来
静岡木工は、伝統文化を継承しつつ現代のニーズに応える製品づくりを続けています。2013年には「モダン神棚」を発表し、家庭の生活空間にフィットするデザインを追求しました。このように、過去の良き文化を未来へつなげるために、常に新しい挑戦をしています。
会社は1961年に創業し、神棚や神具の製造・販売を行っています。オンラインサイトや実店舗での販売も行っており、全国各地の人々と心を通わせています。製品に込められた職人の思いは、使用する人の心に安らぎと感謝の気持ちを育む役割を果たしているのです。
出展を通じて、タイの人々と日本文化との架け橋になることを目指しています。皆さんもぜひ、バンコク日本博で日本の美しい文化と出会ってみてください!