心の支えとなる空海の言葉
私たちの心には、時折重くのしかかる悩みや不安が蓄積されることがあります。そんな時、空海が残した言葉に耳を傾けることで、心の安らぎを見つけることができるかもしれません。著書『空海のことば365日』では、彼の思想を一日一語として楽しむことができます。この本は、不安を感じやすい私たちに寄り添ってくれる、慈愛に満ちた言葉を提供しています。
空海の思想とその魅力
空海は、単なる宗教家や哲学者に留まらず、その言葉には心を鼓舞する力があります。特に、ビジネス書などに多く見られる「強さ」にフォーカスした解釈が一般的ですが、本書ではその裏にある「柔らかさ」や「慈愛」の面にも焦点を当てています。
「もうダメだ」と思い詰めた時、空海の言葉を思い出してみてください。「冬に枯れた木も、春が来れば咲く」という言葉は、まさに絶望的な状況でも希望を持ち続けられるメッセージです。このような哲学が、読者たちの心に響いています。
日めくりで楽しむ365の言葉
本書は365の日々に合わせた言葉を一つ一つ丁寧に紹介しています。例えば、1月2日には「鏡に向かって笑顔を見せる」、9月1日には「転ばぬ先の杖」といったように、それぞれの言葉が具体的な指針となり、日常生活を豊かにしてくれるのです。
この日めくり形式は、毎日の生活に小さなインスピレーションを与え続ける効果があります。どんな日でも、この言葉を心の支えに、日常を前向きに生きる力を養うことができるでしょう。
生活の様々な場面で
この本はお遍路のお供や、枕元に置いて寝る前に心を落ち着けるきっかけ、さらには通勤の合間に読んで気持ちをリフレッシュするためのアイテムにも最適です。空海の言葉は、時に大きな勇気をもたらし、また時には細やかな優しさを感じさせてくれます。
著者のプロフィール
著者の保坂隆氏は、精神医学の専門家であり、空海に魅了された経験を持つ医師です。彼の経歴には、慶應義塾大学での学びや、米国での留学、さらには多くの著作も含まれています。彼の知識と経験が融合した本書は、空海の思想を広げ、誰もが日常生活で活かせる内容となっています。
書籍の詳細
- - 書名: 空海のことば365日
- - 著者: 保坂 隆
- - 仕様: B6変判、384ページ
- - 定価: 1,980円(税込)
- - 発売日: 2024年11月12日(火)
- - ISBN: 978-4-416-72351-7
販売情報
本書の詳細は、誠文堂新光社の[書籍紹介ページ](https://www.seibundo-shinkosha.net/book/general/90727/)でご覧いただけます。心の支えを求める全ての方に、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。