ダイナテック株式会社は、ホテル管理システム(PMS)『Dynalution』に、顧客関係管理(CRM)機能を追加したことを発表しました。この新機能は、バリューコマース株式会社との共同開発によるもので、宿泊施設が顧客データを活用し、自社予約を増やすためのマーケティング施策を強化することを目的としています。
新機能では、顧客を「直近の購入日」「購入頻度」「購入金額」の3つの指標に基づいて分類するRFM分析を自動で行い、顧客グループ別に適切なメッセージを配信します。メッセージ配信はLINEとメールから選択でき、顧客の属性や行動履歴に合わせた情報提供を可能にします。
また、誕生日クーポンや優良顧客向けの特典など、さまざまなキャンペーンのテンプレートが用意されており、簡単にリピート促進施策を展開できます。さらに、チェックイン前後には館内情報や周辺情報などを提供し、チェックアウト後には次回の宿泊を促すクーポンなどを配信することで、顧客満足度向上と顧客ロイヤリティ強化を支援します。
ダイナテック株式会社は、今後も宿泊施設のDX化を推進し、収益向上に貢献する機能開発に力を入れていくとしています。
顧客分析で自社予約促進、宿泊施設の課題解決に貢献
宿泊業界では、OTA(オンライン旅行会社)利用による手数料負担が課題として挙げられます。そのため、宿泊施設は自社予約を増やし、手数料を抑えることが収益向上に不可欠です。
DynalutionのCRM機能は、顧客データを分析し、個々の顧客に最適なコミュニケーションを図ることで、自社予約の促進に貢献します。
顧客エンゲージメントを高めるメッセージ配信
顧客との接点を増やし、エンゲージメントを高めるため、チェックイン前後やチェックアウト後に、LINEやメールを使ってメッセージを配信できます。顧客の行動履歴に基づいたパーソナライズされたメッセージにより、顧客満足度とロイヤリティを高め、リピート率向上に繋げることが期待できます。
簡単な設定で効果的なキャンペーン展開
キャンペーンテンプレートを活用することで、面倒な設定作業なしに、顧客の属性や行動に基づいたキャンペーンを展開できます。顧客の誕生日や利用頻度などに応じて、適切なクーポンや特典を提供することで、顧客の購買意欲を高め、リピート率向上につなげることが可能です。
まとめ
DynalutionのCRM機能は、顧客データを分析し、パーソナライズされたマーケティング施策を展開することで、自社予約促進、顧客満足度向上、リピート率向上など、宿泊施設の課題解決に貢献する強力なツールです。宿泊施設は、この機能を活用することで、顧客との関係構築を強化し、収益向上を目指せるようになります。