大阪市立天満中学校での医療職場体験が魅力満載の2日間

大阪市に本社を構える医療法人医誠会が、昨年度に続き、大阪市立天満中学校からの要請を受けて、中学生の職場体験学習を実施しました。参加したのは5名の生徒たちで、日程は6月11日と12日の2日間に渡って行われました。体験は、医療複合施設i-Mall内のヘルシーカフェさくらテラス2階サロンでの開会式からスタート。

生徒たちは、医療複合施設の紹介動画を視聴し、保育園や病院に至るまで、様々な職場が連携することで成り立っている医療複合施設の役割を学びました。その後、いよいよ各職場へと向かいます。普段の学校とは異なる環境に緊張した様子でしたが、みんな真剣に仕事に取り組んでいました。

さくら保育園での心温まる学び

まず訪れたさくら保育園では、基本的な清掃やお片付けからスタートしました。それだけでなく、園児への絵本の読み聞かせや、屋外活動の際のバギーの点検準備、さらにはお昼寝布団の敷きつめ、手作りおもちゃの制作など、保育士の指導のもとで保育の全般を体験しました。生徒たちは、子どもたち一人ひとりに丁寧に接し、目線を合わせながらコミュニケーションを取り、園児との信頼関係を築く姿が印象的でした。

チーム医療を体験する看護部

次に、医誠会国際総合病院に移り、看護部での体験活動です。生徒たちは病院全体の見学から始まり、46もの診療科がある国際病院において、多くの医療職が連携しながら「チーム医療」を実践していることを理解しました。その後、バイタルサインの測定や点滴の準備、食事の配膳、患者の搬送なども観察。さらに、車椅子やストレッチャーを使った患者の移送や、体位変換用マットレスの体験、とろみ茶の試飲まで行い、看護の一端を感じ取ることができました。

意義深い学びの場

このような職場体験は、中学生にとって自身の将来や「働くこと」について考える重要な機会です。実際の業務を間近で目の当たりにしながら、社会で求められる力や他者との関わりの大切さ、働くことの楽しさや達成感を感じ取っていることでしょう。また、受け入れ側の職員たちにも、生徒たちの真剣な眼差しや新鮮な反応から大きな刺激を受けました。こうした交流は、地域社会と共に発展する医療複合施設としての役割を再認識する貴重な機会にもなりました。

今後も、世代を超えた学びとふれあいの場を大切にし、地域に貢献し続ける医療複合施設でありたいと考えています。

医療法人医誠会について

医療法人医誠会は1979年に大阪市で設立され、ホロニクスグループの一員として大阪を中心に病院やクリニック、介護施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は、46の診療科を有し、従業員数は1,893名に達します。現在、低侵襲治療や先進医療、医療デジタル化、タスクシフト・シェアなどに取り組み、国際的に通用する総合病院を目指しています。地域医療への貢献にも力を入れており、2024年12月にはJCI認証を取得し、国際医療ツーリズムにも挑戦しています。また、救急医療においては、24時間365日の体制を整え初期救急から2.5次救急患者を受け入れています。これにより、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに掲げ、様々な救急患者を受け入れています。