フェンダー、次世代アーティスト支援プログラム『Fender Next™』2025年度選出アーティスト発表

フェンダーが発表した次世代アーティスト『Fender Next™』2025年度選出アーティスト

楽器メーカー、フェンダー・ミュージカル・インストゥルメンツ・コーポレーション（FMIC）は、次世代の才能を応援するためのプログラム『Fender Next™』の2025年度選抜アーティストを発表しました。今回の選考には、音楽とカルチャーを担う新世代ギタリストが選ばれ、日本からはブランデー戦記と音羽-otoha-の2組が名を連ねています。

プログラムの背景

『Fender Next™』は2019年に開始されたもので、新たな音楽シーンを切り開く才能に焦点を当て、その成長をサポートすることを目的としています。これまでに175組以上のアーティストに支援を行い、彼らが必要とするリソースや活動の場、メディア露出の機会を提供しています。

選考されたアーティストはアメリカ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、日本、中国、ニュージーランドといった国から選出され、現代ギターコミュニティのグローバルな影響力を示しています。今回の選出アーティストには、過去に選ばれたアーティストの推薦も活用され、より多様な視点から新しい才能が見つけられるよう工夫されています。

2025年度選出アーティスト

選出されたアーティストは、次のような多様な才覚を持つ人たちです。音楽ジャンルもポップ、インディーズ、オルタナティブ・ロック、パンク、R&Bと多岐にわたっています。

- Malcom Todd（アメリカ）
- Renee（アメリカ）
- 音羽-otoha-（日本）
- ブランデー戦記（日本）
- Horsegirl（アメリカ）
- Leon Thomas（アメリカ）

特に注目すべきは、日本から選出されたブランデー戦記と音羽-otoha-の2組です。ブランデー戦記は、フェンダーの伝統と自らの音楽を融合させ、聴衆を惹きつけることに意欲を燃やしています。音羽-otoha-は、11歳で始めたギターへの情熱と共に、自らの成長と今後の未来に期待を寄せています。

支援内容

FMICは選ばれたアーティストに対して、Player II Modified Stratocaster®やHammertone™エフェクターなどの機材を含んだ特別パッケージを提供します。また、Apple Musicとの連携によるプレイリスト掲載や特別なパフォーマンス機会を設け、アーティストたちが世界で活躍できる環境を用意しています。

アーティストマーケティング責任者のジェイソン・クライン氏は、「フェンダーが次世代アーティストを支援することで、音楽と文化におけるギターの役割を再定義できると信じている」と述べ、アーティストに対して積極的な支援を続けていく意向を示しました。

音楽の未来へ

『Fender Next™』は、ただの支援プログラムにとどまらず、音楽シーン全体の可能性を広げる重要なプロジェクトと言えます。選出されたアーティストたちは、全てのジャンルを越えた新しい音楽の形を模索し、未来のレガシーを築くことでしょう。それによって、現代のギタリストたちに新しいインスピレーションを与え、音楽の未来を共に切り拓いていくのです。