新たな就活の形を提案するハントバンクの全貌とは

新たな就活の形を提案するハントバンクの全貌

日本初の完全無料で利用できる新卒採用マッチングサービス『ハントバンク』が、学生と企業経営者の新たな出会いを提供しています。このサービスは通年採用の拡大を背景に、特に中小・ベンチャー企業が直面する採用難を解消するために設計されました。学生側は毎日3名のレコメンドを受け取り、その中から興味のある企業を選ぶというシンプルな仕組みを採用し、企業にとっては新しい選考方法を提供します。

企業が抱える新卒採用の課題

現在、中小企業では新卒採用にかかるコストが年々増加しており、平均コストは72万6000円に達しています。特に従業員300人未満の企業は、大学卒業生に対する求人数が急増しており、倍率が9.91倍と過去最高を記録しています。このような状況は、採用活動を長引かせる要因となり、特に中小企業にとって厳しい現実となっています。また、経団連による就活ルールの廃止により、企業の採用活動は早期化し、長期化する傾向が見込まれています。この結果、内定辞退や雇用確保の難しさも加わり、中小企業はさらに厳しい状況に追いやられています。

学生が求める企業像

一方で、学生も中小企業に対して興味を持っているものの、個別企業に関する情報が不足しているというジレンマを抱えています。就活ルールの廃止により、学生は入学直後から卒業まで好きなタイミングで就職活動ができますが、『楽しく働きたい』という意識が高まっており、実際に中小企業で働く魅力を引き出すことが求められています。実際、文系の女子学生の4割以上は「やりがいのある仕事であれば、中堅・中小企業でも良い」と考えるようになっています。しかし、中小企業についての具体的な情報が不足しているため、志望しづらい現実が存在します。

ハントバンクの簡単な使い方

このような背景を受けて登場した『ハントバンク』は、非常にシンプルな使い方で学生と企業のマッチングを図ります。利用方法は次の3ステップです。
1. プロフィールを作成し、登録する。
2. 毎日レコメンドされる学生（または企業経営者）から、会いたい人を選ぶ。
3. お互いがマッチングしたら、チャットを開始し、実際に会って話をする。

このプロセスは、無駄なリストの中から適切な候補を探し出す手間を省き、双方にとって効率的な出会いを実現します。『ハントバンク』では、中小・ベンチャー企業の役員と学生が直接連絡を取り合うチャンスを提供し、より実践的な就活体験をサポートします。

ハントバンクの特徴

『ハントバンク』には幾つかのユニークな特徴があります。まず、企業経営者も完全無料で利用可能で、双方が審査に通過した場合にのみ直接会うことができます。これにより、コスト削減だけでなく、新卒採用にかかる手間も軽減されます。また、1対1でのマッチングを提供し、集団面接では見落としがちな優秀な学生を経営者自らが内定を出すことが可能です。さらに、企業の規模に縛られることなくマッチングを実現し、説明会などの集客に関する煩わしさを解消します。

『ハントバンク』のサービスはすでに200名以上の学生と経営者が登録しており、今後はアプリ版もリリース予定です。学生と経営者の間における運命的な出会いを通じて、日本の産業が新たな活力を得ることを期待しています。