神戸大学の新CCRC事業
2025-11-25 11:53:38

神戸大学名谷キャンパスで新たなCCRC事業が始動、2027年開業予定

学研ココファン、神戸大学と連携したCCRC事業の進展



株式会社学研ホールディングスのグループ企業である学研ココファンが、国立大学法人神戸大学と連携した新たな事業を発表しました。名谷キャンパスで進められるこのプロジェクトは、「大学連携CCRC(Continuing Care Retirement Community)」というコンセプトのもと、地域の高齢者や学生が共に暮らし、学び、交流できる拠点を目指します。開業は2027年9月に予定されています。

国立大学法人神戸大学の取り組み



神戸大学は1902年に設立された歴史ある大学であり、学問の自由や協同の精神を大切にしながら、さまざまな学術分野で成果を上げてきました。現在では多くの学部と大学院を有し、国内外で注目される総合大学です。この大学は今後も地域と世界に貢献しながら、研究教育のグローバル拠点を目指すとしています。

事業の背景と目的



超高齢化社会の進展に伴い、地域における高齢者の生活支援が必要とされています。この事業では、神戸大学名谷キャンパス内に、高齢者向け住宅や認知症ケアの施設を設置し、地域全体で多世代の共生を図ろうとしています。特に、神戸大学が持つ認知症予防の研究成果を、実際のケア現場に活かしていくことが特徴です。

施設の概要



計画されている拠点には、サービス付き高齢者向け住宅や介護付き有料老人ホーム、認知症グループホームをはじめ、学生マンションや交流ホール、大学の研究室が整備される予定です。こうした多機能な施設が共存することで、高齢者と学生が相互に影響を与え合う活気あるコミュニティが形成されることを目的としています。

地域との連携と未来の展望



この事業は、学研ココファンが培ってきた地域包括ケアの考え方を基盤にしており、子育て支援や教育、医療、高齢者支援など、幅広い分野との連携が期待されています。いわば、地域の課題を解決するための複合的な拠点として機能することを目指しています。地域の方々が安心して暮らせる社会の実現に寄与しつつ、高齢者と若い世代との多世代交流の場を提供します。

また、将来的にはAIやデジタル技術を活用した最新のケア手法の開発にも取り組み、誰もが住みやすい環境を整えていく予定です。

まとめ



学研ココファンと神戸大学が協力し、「大学連携CCRC」事業を推進することで、地域に根ざした持続可能な街づくりが実現することが期待されています。多世代共生のモデルケースとして、日本の超高齢化社会に新しい選択肢を提供する取り組みです。これにより、地域の在り方や高齢者ケアの新たなビジョンを提示し、多くの人々が活き活きと暮らせる社会を実現していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社 学研ホールディングス
住所
東京都品川区西五反田2丁目11番8号学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001

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