Allbirdsがリユースプログラム「ReRun」を開始
米国発の人気シューズブランド、Allbirdsが新たに始めたリユースプログラム「ReRun」によって、愛用してきたシューズに"第二の人生"を与える挑戦がスタートしました。このプログラムは、Allbirdsシューズを回収し、再販することで新たな価値を見出し、環境への影響を減らすことを目的としています。
プログラム「ReRun」の背景
Allbirdsは、快適さと地球環境への配慮をブランドの基盤に据えており、革新的な天然素材を使用したデザインが特徴です。これまでの製造方法に疑問を持った創業者たちが立ち上げたこのブランドは、持続可能な方法で商品のサステナビリティを追求しています。
現在、使用されていないシューズの約95%が廃棄されていると言われています。その中にはまだ使える靴も存在しますが、効率的に次の持ち主へつなげる仕組みが求められています。そこで、Allbirdsが「ReRun」という取り組みを通じて、使用済みシューズのリユースを始めることになりました。
シューズ回収サービスを開始
新しい回収サービスは、本日よりAllbirdsの直営店3店舗(原宿、丸の内、大阪)にて開始されています。シューズを持参したお客様には、直営店で使える1,000円分のギフトカードがプレゼントされるので、リユースに参加する動機付けも提供されています。
回収されたシューズは、KISH株式会社によって洗浄・補修され、再利用可能な状態に生まれ変わります。これにより、ただの中古品という概念を超えた新たなエコシステムを形成し、資源の有効活用を促します。
オンラインストアで再販へ
洗浄・補修されたシューズは、9月上旬にオープン予定のオンラインストア「Allbirds ReRun Store」で再販されます。このストアでは、商品の状態や写真が詳細に表示され、確実に現在の状態を確認した上で購入できます。Allbirdsのシューズが再販されることによって、持続可能なライフスタイルを実践する機会が広がるでしょう。
サステイナビリティへの挑戦
Allbirdsはこれまで、再生可能な素材の使用や製品の洗濯が可能な点などで多くの支持を集めてきました。今回の「ReRun」プログラムを通じて、シューズの循環を加速し、地球環境への貢献をさらに強化することを目指しています。これにより、消費者が「捨てる」選択肢から「次の人に受け継ぐ」選択肢へとシフトしていくことを期待しています。
まとめ
Allbirdsのリユースプログラム「ReRun」は、サステナビリティと環境への負荷軽減が求められる現代において、重要なステップとなります。シューズの再利用を通じて、環境への配慮を示すことができるこのプログラムが広く浸透し、多くの人々が参加することが望まれます。シューズを愛用してきたユーザーにとっても、次の持ち主につなげられることが大きな意味を持つ取り組みです。この機会にぜひ、Allbirdsの店舗を訪れて、リユースの意義を感じてみてはいかがでしょうか。