ジェイキャスエアウェイズ、富山県と連携協定締結で地域活性化へ
2024年11月13日、地域航空会社である株式会社ジェイキャスエアウェイズと富山県は、地域活性化に向けた連携協定を締結しました。締結式には、富山県知事の新田八朗氏と、ジェイキャスエアウェイズの代表取締役である白根清司氏と梅本祐紀氏が参加しました。
この協定締結により、両者は相互の知見や資源を共有し、富山の地域活性化を推進していきます。具体的には、以下の2点に重点を置いた取り組みが予定されています。
富山空港路線拡充による地域活性化
まず、ジェイキャスエアウェイズは、2026年春の富山空港への新規就航を目指しています。就航に向けた機運醸成、関西圏などへの路線開拓、富山の魅力向上のための情報発信、国内外からの観光誘客促進などに取り組みます。
同社は、単なる地域間の移動手段を提供するだけでなく、就航地の魅力を発掘し、感動的な体験を提供することに注力しています。これにより、観光客の増加と地域経済の活性化を期待できます。富山の魅力を国内外に発信するPR活動も積極的に展開していく予定です。
起業家マインドの醸成とビジネス環境の整備
2つ目の取り組みは、起業家マインドの醸成です。ジェイキャスエアウェイズは、富山の魅力やビジネス環境に関する情報を発信し、起業家を支援します。代表取締役の白根氏と梅本氏は、SCOPやT-スタートアップなどの場で講演を行い、自身の起業経験などを共有する予定です。
ジェイキャスエアウェイズは、「移動と出会いに自由の翼を。」というミッションを掲げ、地域間の交通格差解消、就航地の地域活性化に貢献することを目指しています。
ジェイキャスエアウェイズについて
2023年6月に設立されたジェイキャスエアウェイズは、事業開発、財務、運航・整備に精通したプロフェッショナル集団です。関西国際空港(関空)を拠点とし、関空と富山空港、関空と米子空港を結ぶ2路線の就航に向けて準備を進めています。
同社は、単なるリージョナルエアラインとして地域を結ぶだけでなく、就航地の魅力を掘り起こし、訪れる人々に感動的な体験を提供することで、地域創生に貢献することを目指しています。2026年春の就航時には1機2路線でスタートし、5年後には7機16路線への拡大を目指しています。
まとめ
ジェイキャスエアウェイズと富山県による連携協定は、地域活性化に向けた強力な一歩となるでしょう。新規路線の就航による観光客増加、起業家支援による地域経済の活性化、そして、富山の魅力を国内外に発信する取り組みは、富山の発展に大きく貢献することが期待されます。今後の展開に注目が集まります。