住友重機械工業、PRIDE指標2025で最高のゴールドを受賞
住友重機械工業株式会社は2025年11月14日、職場におけるLGBTQ+施策が評価され、「PRIDE指標2025」の最高位である「ゴールド」を受賞しました。このPRIDE指標は、日本初の職場環境におけるLGBTQ+への配慮を評価するもので、一般社団法人work with Prideが2016年に策定したものです。
ダイバーシティを重視する企業文化
同社は、ダイバーシティを成長の基盤と位置づけ、年齢、国籍、性別、性自認、性的指向など個人の属性を尊重し、それぞれの能力を最大限に発揮できる職場環境の構築に努めています。こうした多様性の受容は、社員一人ひとりの活躍を促進し、企業としての競争力を高めています。
特に、LGBTQ+に関する施策は多岐にわたり、環境や制度の整備、社員教育、さらに社会貢献活動を通じた理解促進など、包括的な取り組みが行われています。これらの持続的な努力が高く評価され、3年連続でのゴールド受賞へとつながりました。
継続するLGBTQ+への取り組み
具体的な施策の一例として、2023年1月からの同性パートナーシップ制度の改訂があります。この改訂により、同性パートナーシップまたは事実婚をもとに、法律婚と同様の社内制度が適用されるようになりました。
また、性自認に基づく通称名の使用が許可されることで、トランスジェンダーやノンバイナリー、Xジェンダーといった社員が自分らしく働くことができる環境が整っています。毎年6月には「レインボー月間」としてLGBTQ+の講演会を開催し、当事者による話を通じて理解を深めています。
社内での理解促進
リーディング企業としての責任を果たすために、同社では全従業員に向けたLGBTQ+に関する啓発活動も行っています。グループ報やメールマガジンを通じて、理解促進の記事を配信し、LGBTQ+に関する正しい情報を社員に届けています。これにより、社内での意識向上が図られ、風通しの良い職場文化が形成されています。
さらに、LGBTフレンドリーガイドブックを全社員に配布し、賛同する社員にはオリジナルのLGBTQ+ ALLYステッカーが贈られるなど、視覚的にも支援の意志を示すとともに、相談窓口が設けられることで、個別の相談にも対応できる体制が整っています。
今後の展望
住友重機械工業は、LGBTQ+を含む多様性を受け入れることが、企業の成長に不可欠であることを実証しています。今後も彼らの取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に向けて貢献していくことを目指します。
このように、住友重機械工業は多くの企業が模範とすべき取り組みを実施しており、社会全体にも良い影響を与える存在である印象を受けます。