クラウド生産管理と帳票配信の新たな提携
シナプスイノベーションとコクヨが新たに強力なタッグを結成しました。大阪市に本社を置く両社はそれぞれ、クラウド生産管理システム「UM SaaS Cloud」と電子帳票配信システム「@Tovas」を展開しています。これらのシステムが相互に提携し、2025年に向けた業務の効率化を実現するための連携を開始したことを発表しました。システム連携の開始に伴い、共催でWebセミナーも行われることが決定しています。
UM SaaS Cloudとは?
「UM SaaS Cloud」は、見積もりから受発注、生産管理までを一元管理できる、SaaS型のクラウドシステムです。現在、企業の基幹業務のデジタル化(DX)が進む中、昨年の郵便料金の値上げにより、帳票処理のデジタル化やペーパーレス化の需要が高まっています。このクラウドシステムを利用することで、企業は効率的な業務運営が可能になり、生産性が向上することが期待されています。
@Tovasの特長
一方、コクヨが提供する「@Tovas」は、請求書や納品書、注文書などの帳票データを簡単に扱える電子帳票配信システムです。即座にPDFデータをアップロードし、必要な送信方法(WEB、FAX、郵送)で配信できるため、コストや時間を大幅に削減できるのです。これにより、企業は帳票の管理を一元化し、業務フローをスムーズに進行させることができます。
業務効率化と人手不足解消
このたびのシステム連携は、生産管理から帳票の送付・受領、保管業務をトータルでサポートするものです。クラウド化によって人手不足を解消し、業務の効率性が飛躍的に向上することが期待されています。また、シナプスイノベーションが理事を務める「ERP Cloud 360 コンソーシアム」にもコクヨの「@Tovas」が加盟し、様々な企業がクラウド技術の恩恵を受けられる環境づくりを進めていきます。
Webセミナーの詳細
提携に関連したWebセミナーは、2024年2月5日に開催されます。「紙からの脱却!販売管理からバックオフィスまで効率化」と題し、クラウドサービスを用いた業務改善のテクニックを解説します。このセミナーは無料で参加でき、事前登録が必要です。限定100名様の先着受付となっているため、興味のある方は早めの申し込みが推奨されます。
まとめ
今回の両社の提携は、デジタル業務の進化を促進させる重要な一歩です。ますますデジタル化が進むビジネス環境において、企業はいかに効率的かつ効果的に業務を運営するかを常に考え続けなければなりません。シナプスイノベーションとコクヨの連携は、この領域において大きな影響を与えることでしょう。各社が展開するテクノロジーを駆使して、新しいビジネススタイルを築いていくことに期待が高まります。